メンザシン menzashin0213 報恩謝徳 

日本で生まれ、日本で育てられた事に感謝し、日本の伝統と伝承を学び、後世の世代へと繋がる事、それが私の希望です。

三世 三山 三宝 

2013年01月15日 | 日記

朝日が昇る国、東方浄土(薬師浄土)の教え主である       薬師如来

 

夕日が沈む国、西方浄土(阿弥陀浄土)の教え主である      阿弥陀如来

 

日中の世界で、庶民の音を聞き、慈悲をもって救済をする     観世音菩薩

 

修行者(菩薩)の、一番の手本を示して下さる                       虚空蔵菩薩

 

修行者(菩薩)を守護し、難を祓い、あるべき姿に導く        不動明王  

 

他、世間に知られ信仰されている代表的な仏教の諸尊は、日本人に特に知られていて、信仰をされています。

 

世界には、一神教(唯一の神、世界三代宗教のキリスト教、イスラム教)と、多神教(世界三大宗教の仏教やヒンズー教)

 

が代表的ですが、日本は、世界で一番に仏教が栄えた国として、日本神道の八百万の神の国として、多神教国です。

 

日本人が、宗教に寛容な国民として、多神教国である事の他に、生活習慣で見受けられる事として、

 

初詣では神社に参拝し、七五三に子供の参拝、お祭りで神輿に御神体を乗せ町内を巡る等は、日本神道から

 

春彼岸、秋彼岸、お盆、の先祖の墓参り、法事の一切や法要、先祖供養をする行いは、仏教から

 

セントバレンタイン、クリスマス、などのイベント行事は、キリスト教から

 

等、寛容に色々な宗教を受け入れ、多様な解釈で日本人の生活の中に溶け込んでいる事は、他の国にはない事です。

 

日本神道(神)と、仏教(仏)が習合、合体し、権現(神や仏が仮の姿でその地に存在する)も、日本独自の考え方です。

 

神仏の合体は、修験道で主に伝えられ、明治時代まで同じ敷地内に、神社、仏閣が共存していました。

 

神仏合体の御霊山は、全国各地にありますが、西日本では、和歌山県の熊野三山(熊野大権現)

 

東日本では、山形県の出羽三山(羽黒大権現)で、各三山には、神様と仏様が習合しています。

 

熊野権現とは、熊野速玉大神(薬師如来)は、過去世や現世のこれまでの浄化をし、

 

熊野夫須美大神(千手千眼観世音菩薩)は、現世利益と救済、観音(信者の音を聞く)を

 

家都美御子大神(阿弥陀如来)は、将来と来世安穏境の極楽へと、

 

過去世(薬師如来)、現世(千手千眼観世音菩薩)、来世(阿弥陀如来)、の三世を信者に守護します。

 

羽黒権現とは、月山大神(阿弥陀如来)は、将来と来世安穏境の極楽へと、

 

出羽大神(聖観世音菩薩)は、現世利益と救済、観音(信者の音を聞く)を

 

湯殿山大神(大日如来)は、過去や現世のこれまでの浄化、先祖供養、魂と身体健康の再生を

 

来世(阿弥陀如来)、現世(聖観世音菩薩)、過去世(大日如来)、の三世を信者に守護します。

 

日本の神様、お山、仏が一体となり、自然のままの姿で、神ととして、仏として、権現として、表れます。

 

熊野三山に行くと魂が浄化され涙し、出羽三山に行くと魂が再生して安堵感を覚えます。

 

日本人にとって、とても大切なお山、御霊山であり、日本人の心のふるさとが、そこにはあります。

 

 

 

 

 

   

 


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