(第一話)
「山の奥で、気の弱いウサギが、
ネコとイヌと、一緒に暮らしていました
でも、ウサギは
ネコの、敏感で神経質なところが大嫌いでした
イヌの、うるさく吠えるところが大嫌いでした
ある日、
そんな三人のところに、大きなオオカミがお腹を空かしてやってきました
ネコは誰よりも敏感に、その気配を感じてみんなに知らせ、
木に登ってオオカミの動きをじっと見つめていました
ウサギはあわてて木の陰に隠れました
オオカミはウサギの匂いを嗅ぎ付けて
三人のところにどんどん近づいて来ます
ウサギはただ震えているだけでした
イヌは、勇敢にもオオカミに向かって
ワン!ワン!とうるさく吠え続けました
突然、ネコが木の上からオオカミに飛びついてきて
三発連続でネコパンチを、オオカミの顔面に浴びせかけました
驚いたオオカミは一目散に逃げていきました
何もできなかったウサギは、
涙を流しながら、二人に感謝しました。
その日から、ウサギの目は感謝の涙が止まらず、真っ赤なままになりました」
==========================
あけましておめでとうございます
今年は、新たなチャレンジを通して日本を、世界を元気にしたいと思います。
そのチャレンジ第一弾!
それは、
「ウサギの目が赤い理由」
です。
●この企画についてご説明します。
これはみんなでつくる感動の短編童話集です。
自由参加であり、誰もが著者になることができます。
もちろん一人で何話書いていただいてもかまいませんので、
コメントに書いて送ってください。
自分の感動体験を元にしていただいても結構ですし、フィクションでもかまいません。
●この物語を書いていただく場合、
一つだけ条件があります。それは、
『ウサギの目が赤いのは、感動の涙が止まらないから』
というものです。
●この童話集は、一つ一つが著者からのメッセージであり、
子供が読んでも、大人が読んでも、気づくことが
たくさんあると思います。
そのために出版も考えたいと思っています。
まず私が、
第一話と第二話を書いてみました。
参考にしていただければ幸いです。
==========================
(第二話)
「ある日、ウサギとネコとイヌは、海に遊びに行きました。
イヌはうれしくてうれしくて、波打ち際で跳ね回っていました。
ネコはマイペースで砂山をつくっていました。
ウサギは、イヌの真似をして波打ち際まで跳ねて行きましたが、
波が恐くて動けなくなってしまいました。
しかたなく、ネコの傍で、砂山をつくろうとしましたが、
どうしても穴を掘ってしまうばかりで、山をつくることができませんでした。
ウサギはつまらなくなって帰ろうとしました。
すると、イヌが背中に乗せてくれました。
ウサギは、飛び回るイヌの背中に必死にしがみつきながらも、
まるでロデオのようで楽しくてしかたがありませんでした。
でもすぐに、ウサギは疲れてきました。
すると、イヌはネコの砂山のところに連れていきました。
ネコは大きな砂山に、ウサギがちょうど入れるくらいの穴を掘って待っていました。
ウサギはとても喜んで、その中に入ってぐっすり寝てしまいました。
しばらくして、ウサギが目を覚ますと、大きな波の音が聞こえます。
穴の外を覗いたウサギはびっくりしました。
波が砂山のすぐ近くまで押し寄せているにもかかわらず、
イヌとネコが必死になって、砂の防波堤をつくっていたのです。
一回波が来ると防波堤は、大きく崩れてしまいます。
その崩れたところをイヌとネコが力を合わせて、大急ぎで修復しています。
もちろんそれは、寝ているはずのウサギのためにやっていることでした。
ウサギは、必死になっている二人の姿を見て、
涙が止めどもなく溢れ、その日から目は真っ赤になりました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
感動は、そこに関わる人々の人生をすばらしいものにすると思います。
たくさんの感動によって、たくさんの人々を幸せにしたいと思います。
本年もよろしく御願いたします。
福島正伸
「山の奥で、気の弱いウサギが、
ネコとイヌと、一緒に暮らしていました
でも、ウサギは
ネコの、敏感で神経質なところが大嫌いでした
イヌの、うるさく吠えるところが大嫌いでした
ある日、
そんな三人のところに、大きなオオカミがお腹を空かしてやってきました
ネコは誰よりも敏感に、その気配を感じてみんなに知らせ、
木に登ってオオカミの動きをじっと見つめていました
ウサギはあわてて木の陰に隠れました
オオカミはウサギの匂いを嗅ぎ付けて
三人のところにどんどん近づいて来ます
ウサギはただ震えているだけでした
イヌは、勇敢にもオオカミに向かって
ワン!ワン!とうるさく吠え続けました
突然、ネコが木の上からオオカミに飛びついてきて
三発連続でネコパンチを、オオカミの顔面に浴びせかけました
驚いたオオカミは一目散に逃げていきました
何もできなかったウサギは、
涙を流しながら、二人に感謝しました。
その日から、ウサギの目は感謝の涙が止まらず、真っ赤なままになりました」
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あけましておめでとうございます
今年は、新たなチャレンジを通して日本を、世界を元気にしたいと思います。
そのチャレンジ第一弾!
それは、
「ウサギの目が赤い理由」
です。
●この企画についてご説明します。
これはみんなでつくる感動の短編童話集です。
自由参加であり、誰もが著者になることができます。
もちろん一人で何話書いていただいてもかまいませんので、
コメントに書いて送ってください。
自分の感動体験を元にしていただいても結構ですし、フィクションでもかまいません。
●この物語を書いていただく場合、
一つだけ条件があります。それは、
『ウサギの目が赤いのは、感動の涙が止まらないから』
というものです。
●この童話集は、一つ一つが著者からのメッセージであり、
子供が読んでも、大人が読んでも、気づくことが
たくさんあると思います。
そのために出版も考えたいと思っています。
まず私が、
第一話と第二話を書いてみました。
参考にしていただければ幸いです。
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(第二話)
「ある日、ウサギとネコとイヌは、海に遊びに行きました。
イヌはうれしくてうれしくて、波打ち際で跳ね回っていました。
ネコはマイペースで砂山をつくっていました。
ウサギは、イヌの真似をして波打ち際まで跳ねて行きましたが、
波が恐くて動けなくなってしまいました。
しかたなく、ネコの傍で、砂山をつくろうとしましたが、
どうしても穴を掘ってしまうばかりで、山をつくることができませんでした。
ウサギはつまらなくなって帰ろうとしました。
すると、イヌが背中に乗せてくれました。
ウサギは、飛び回るイヌの背中に必死にしがみつきながらも、
まるでロデオのようで楽しくてしかたがありませんでした。
でもすぐに、ウサギは疲れてきました。
すると、イヌはネコの砂山のところに連れていきました。
ネコは大きな砂山に、ウサギがちょうど入れるくらいの穴を掘って待っていました。
ウサギはとても喜んで、その中に入ってぐっすり寝てしまいました。
しばらくして、ウサギが目を覚ますと、大きな波の音が聞こえます。
穴の外を覗いたウサギはびっくりしました。
波が砂山のすぐ近くまで押し寄せているにもかかわらず、
イヌとネコが必死になって、砂の防波堤をつくっていたのです。
一回波が来ると防波堤は、大きく崩れてしまいます。
その崩れたところをイヌとネコが力を合わせて、大急ぎで修復しています。
もちろんそれは、寝ているはずのウサギのためにやっていることでした。
ウサギは、必死になっている二人の姿を見て、
涙が止めどもなく溢れ、その日から目は真っ赤になりました」
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感動は、そこに関わる人々の人生をすばらしいものにすると思います。
たくさんの感動によって、たくさんの人々を幸せにしたいと思います。
本年もよろしく御願いたします。
福島正伸