<高台学会>

高台の鑑賞と研究 

事例 253

2015-04-29 15:58:31 | Weblog

事例255は明川(めいせん)窯産の藁灰釉の茶碗です。見事な高台であります。
岸岳古唐津焼の源流として朝鮮半島北部咸鏡北道会寧、明川郡明川窯などが高名ですが、
明川の陶土は会寧などの土に比べ鉄分が少ないところから藁灰釉は白っぽく発色するという説があります。

<黒田草臣氏のブログより>
永禄一二年(一五六九)十二月二十九日、二十二才で十七代岸岳城主となった波多親は、朝鮮北方で生活雑器を作っていた陶工を帰化させ、
温暖な岸岳城下に次々に築窯させた。彼らは日本海に面した清津湾に近い明川郡上雩北面や鏡城郡朱南面、
または豆満江に近い会寧郡会寧面や雲頭面などの陶工が松浦党の波多一族によって、日本海を渡って、波多氏の居城・岸岳に連れてこられたと思われる。
詳しくはこちら↓
唐津焼考 ⑦ 斑唐津 - 黒田の BLOG

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