goo blog サービス終了のお知らせ 

めんくい亭

メタボおやじのとんこつラーメン店。
臨時休業などをお知らせします。

ラー油

2009年08月19日 | 店主
「ラー油が自家製ですね」
先日のことですがあるお客様からそう言われました。
個人で店を商っている以上は、「作れるものはすべて作ろう」と思っています。
特に油でできたものは、古くなることで「発がん性」があることを聞いております。既製品の方が「おいしい」ものもあるかとは思いますが、いつどんな風に作ったのかわからないことは使わないことにしています。

ご家庭でも小さなボトルのラー油があるかとは思いますが
簡単に作れますので自家製のラー油を作ってはいかがでしょう。

ごま油(焙煎の強いものだと香りが良い)60cc
鷹のつめ               5g
一味唐辛子              7g

深めの鍋

材料はこれだけです。

鷹のつめを真ん中で折り種を捨てる。
(指が辛くなっているのでここから目や顔を触るのは厳禁。)
これをごま油に入れて極弱火で唐辛子が濃い茶色になるまで揚げる(15~20分)。
黒くなりすぎると苦くなるので注意。
この間に一味唐辛子に霧吹きで水分を与える。
(霧吹きがなければ水を飛ばして混ぜるだけでも可)
乾燥したまま使うと焼け焦げてしまい味の悪いラー油になってしまいます。

濃い茶色になった鷹のつめを小さなざるですくいます。
(鷹のつめに油が含まれているので網を置いた容器に乗せると無駄になりません)
熱くなっている油に湿気を含ませた一味唐辛子を少しずつ投入します。
このとき水分が湯気に変わり油が「ワ~」とあがってくるので要注意。
このために深めの鍋を使います。
よく混ぜて出来上がりです。

一味唐辛子は捨てても良いしそのまま使っても大丈夫です。

当店ではもう一種類つけ麺用のラー油があります。
こちらは作り方と材料が複雑でお教えできないのですが
坦々麺、棒々鳥、中華サラダにもおいしい四川風のラー油です。
家庭用の小さなラー油ボトルを空の状態でご持参いただけば
200円でお譲りしております。どうぞお試しください。

訃報にショック

2009年08月07日 | 店主
ショックで仕事が手につかん

石塚武生さんが死んだ。誰ですかって人かもしれませんがこちらの方です↓↓↓
http://www3.bigcosmic.com/board/s/board.cgi?id=yosiaki

ラグビーを知ったころリコーで猛タックルの選手として活躍していた。
日本代表チームでも試合を見たことがある。
自分もラグビーを始めて縁があり助っ人で参加したチームでの試合で対面が石塚選手だったことがある。
現役登録はしていたが実質は引退されていて明らかに格下のわれわれチームに
少しばかりの手加減をしてくれた「大人のラグビー」だったが体は硬く強かった。

ノーサイド後は風呂も一緒になったのだが憧れの人を前に話はできなかった。
帰り際駐車場にいると1台のゴルフがやってきて
「フィ~」と窓が開くと石塚さんだった。
「今日はお疲れさん」格好よかった。
2年後自分もゴルフを買ってしまった。

先月の新聞で石塚さんが小中学生にラグビーを広めるために手弁当で活動していると知った。
自分のことは覚えていないだろうが、近くにくることがわかれば見学に行こうと思っていた矢先だった。

今日は何をやっても駄目そう。ご冥福をお祈りいたします。 

                                    合掌 


ひりひりです

2009年07月13日 | 店主
年甲斐もなく暑い中を2時間ほどサイクリングしてしまいました。
帽子とタオルを首に巻いてはいたのですが
顔から腕から後頭部も日焼けしてしまいました。ニュースでは今年一の暑さだったようですね。途中で知ってしまったら倒れていたかもしれない。

グリーンドームの近くでパスタを食べてきました。
イタリアンの店って店名が横文字だったり
カタカナでも発音やアクセントに自信がなくってどうも覚えられません。
というより、覚える気がないのかな?
ずいぶん前に行ったっきり久しぶりだったのでテラスができていたり
メニューが充実していたりなかなかやる気のある店でした。

写真は店内にあった木に巻いてあったイタリアンカラー

ありがとうございました

2009年07月09日 | 店主
昨日はとんこつスープがない状況で営業いたしました。
ご来店の方にはとても申し訳ない気持ちでした。
それを食べるつもりでいらしたわけでもないはずなのに
しょうゆラーメンを召し上がってくれたり
昼には来れないから食べられるのはラッキーとつけ麺を召し上がってくれたり
本当にありがたかったです。
「初めて食べたけどこれもうまいですね」なんておっしゃってくれる方は
なんとも器が大きい方かと感心をさせられました。
個人で営業しているとこのような方は本当にありがたいお客様です。
表立った形では御礼はできませんが、何かしらの目立たぬ形で御礼をしているつもりですので
今後ともよろしくお願いいたします。

以後、昨日の様なことのないようにこれに懲りずにご来店ください。

限度ってものがある

2009年06月14日 | 店主
最近よく来てくださる若い方がお友達を2人連れてきてくださいました。
そのうちの1人が高菜のおかわりを求めてきました。
見ると小鉢の半分くらいはすでに入れてあるのでしょうか
全ての麺に高菜が絡み付いているほど入っている上にさらに小鉢から
ドボドボと入れるようにしたので
「それを入れるなら全部(スープも)食べてくれな」

全て食べていただけるのなら無駄にもならないしいいのですが
ただだから入れなきゃ損的に思っているのなら迷惑です。
また、そういう味が好きなのであれば
その味を自分で作るか、そういう味の店を探してそちらへ行って頂きたい。
私の心を込めて作った品をそのように食べていただきたくはありません。

もう一人の方は「態度が悪いんだよ」と言って帰っていかれましたが
そのように食べられては私もどうしても態度に出てしまいます。
おいしいからとお友達を連れてきてくださった方には
本当に申し訳なかったたと謝りました。彼だけは懲りずに来てくださればいいのですが..

ものにはものの限度ってのがあるん違いますかね。

さくらんぼの思い出

2009年06月12日 | 店主
昨日は何を思ったのか親孝行なんて書いてしまいましたが
実は今日が父の命日なんです。

もう15年前になりますが、ガンがどうしょうもなくなり
4月5月は毎週土曜の夕方か夜からノンストップで
片道5時間以上掛けて見舞いに行っていました。
いよいよ食事も食べなくなったその週は
社長が気を利かせてくれたのか半ドンで帰らせていただき
明るいうちに出発することができました。
いつもは夜しか通らない道が、日中はとてもにぎやかなところだったりして
その通りすがりに「さくらんぼ」のノボリを見つけて立ち寄りました。
何日も食事を取れない状態の父でしたので、食べてもらえるかどうかはわかりませんでしたが
とにかく買って行くことにしました。
母が「ヨッシロ(母は江戸っ子のためよしひろがよっしろになります)が買ってきてくれたよ」と皮をむき口に持っていくと
それまですべての食べ物を拒絶していた父が一口に食べてくれました。

そして翌日のお昼に眠ったまま逝ってしまいました。
あのとき本当は無理をして食べてくれたのだと
さくらんぼを見ると父の優しさを思い出します。

掛け値なしの正札販売

2009年06月07日 | 店主
こんな私でも若い一時ではありますが真剣に商売を学んだことがあります。
そのとき教わったことで一番大切だと今でも実行しているのが
「掛け値なしの正札販売です」

文に書いて詳しく説明せいとなるとうまく伝わらないと思うので簡単に言うと
付けている価格はこれ以下にすることができない価格で皆さんに同じ価格で提供しています。そんな意味です。
衣料品の勉強をしていたので飲食とはちょっと違うのかもしれませんが
「あの人と私とでは値段が違う」とかが小売では最悪なのです。

何でこんなことを書いているのかと申しますと先日あるお客様とブログの話をいたしました。
「なかなか書くことないんだよね~」
そのときに他の店ではブログで割引を手にすることを知りました。
凄くいいアイデアだと思うのですが、同じものを食べたのに隣の人と価格が違うってことだよね~
自分が他人より安ければ良いけど隣の人がもっと割り引きうけていたら
気分よくその店から出られるだろうか?

そんな理由でこちらから割り引きが出ることはないし
つまらないネタばかりですがこれからも立ち寄ってくださいまし。

今日はちょっと長いよ~

2009年06月03日 | 店主
まともな企業に勤めたことがない私が言うのもなんですけど。
仕事って毎日の同じことの連続からちょっとずれた仕事が、楽しかったり思い出になったりすると思うのですがどうなんでしょう?

今日のお昼にガスコンロが壊れてしまいました。このままでは夜の営業ができないのでガス屋を呼びました。
部品の中古があるかないか?何とか夜に間に合わせる方法はないか?
うちのガス屋には部品もなければ新品を買うにも取り寄せということだった。
高崎、前橋の器具屋に行けば売っていることはわかっているので
「間に合わないのならそこで買ってくる」ことにした。

ここから先は私の思い込みか理想の世界かもしれませんが
「当社ですぐにご用意できずに迷惑を掛けているのですから私が買って参ります」
担当者はこのくらいいえないのかと思いますね。
まさかこっちから買って来いとはいえないのでその言葉を待っていたのですが
何もありませんでした。
午後の休み時間に前橋まで買いに行って夜の営業には間に合ったんですけど
なんか気分が晴れ晴れしないですね。
もしも、もしも買ってきてくれていたら
私はどんなことをしてあげたかわからないくらいの性格です。とっても残念。
仕事って本当に相手が困っているときに
どんなことをして上げられるかかが真価だと思っています。
こういうことってどんなに良い大学を出ても教えてもらえないんだよね。

関連の昔話で恐縮なんだけど
群馬に来て生まれて初めて社員として働いていたときの話。

建設のコンクリート圧送という仕事なんだけどわかる人少ないかな?
ある日、仕事が終わったら新しい現場を見に行くように社長に言われていました。
そこは私の両親位の歳のご夫婦でやっている現場だったんだけど
ちょうど「捨てコン」という作業を始めるところでした。
手作業でやれば2.3時間。私の乗ってきた車でやればものの15分の仕事です。
車を使うと3万円なのですが、いつも仕事を頂いているご夫婦の前から
その車で帰ることができますか?
車で仕事をするにはセメントが必要なのですが、会社のセメントを使うわけに行かないので「セメントを買ってきてくれれば私がやる」とご主人に申し出ました。
しばらくしてセメントが届き仕事はあっという間に終了。
頼まれた仕事ではないのでお金を頂くわけに行かないし
無料で車を使ったとなると会社にもいけないこと(社長はそんなことを言う人ではありませんが)ですのでそのまま帰ろうとすると
無造作に何かを包んだ紙をご主人が渡そうとしてきました。
中はお金だと思ったので
「それを受け取ったら私が会社にいられなくなります。それよりもこの仕事のことを会社に言わないでくれるだけでいいです」
それからそのご主人は隠居するまで会社をずっと使っていてくれたらしいし
店が開店するときは駐車場に砂利を入れてくれて
買ったばかりのユンボを使って無料で整地してくれたんですよ~
初卸しでお金にならない仕事で申し訳ないと謝ったくらいです。
今でもご夫婦してラーメンを食べにきてくださいます。

他にも店はいくらでもあるのに
わざわざここまで食べに来てくださるのはそんなことがあったからだと思っています。

「自分で言うな」と言うことですが
そういうのが仕事だと思うのですが違いますかね?

気の緩み

2009年06月02日 | 店主
日曜日のひと段落付いた時間にお二人様のご来店がありました。
替え玉を頼まれたので丼に入れようとしたときに
カウンターの上に何かごみがおいてありました。
掃除が行き届いていなくてカウンターに落ちていたのかと思ったのですが
よく見ると麺を入れてある袋の切れ端でした。
「入ってたの?」どうやら麺と一緒に茹でてしまったようです。
こんなものを出してしまった私の粗相を許して頂いたけたのか
替え玉でしていただきました。
作り変えるつもりでいたのですがお客さんの気遣いに甘えさせていただきました。

そして何より嬉しかったのは私に言葉で言うのではなく
現物をさりげなく置いておいて教えていただけたことですね。
若い方でしたが心配りのできるとてもすばらしい方だと感心いたしました。

また、来ていただけるようでしたら今度は気の緩みのない一杯を
召し上がっていただきたいと思います。