私の実家では雑種の犬(ビリーちゃん)を飼っていました。19年前に、妹が通学途中の近所のうちで生まれたクリーム色の犬がほしいと親に頼み、もらってきた犬です。とても優しい性格で、本当にいい子だったんです。9月の中旬に実家に行ったときに久しぶりに見るビリーちゃんはやせ細り、門をあけても耳がきこえないので、私が帰ってきた事に気付かない様子でした。それでも、頭をなでると、目もほとんど見えなく、足も不自由なので、ヨロヨロと寄ってきて顔を舐めてくれました。私はその姿を見て涙があふれてきました。駅でビリーちゃんのお土産に買ったソーセージパンをあげると、昔のようにとても喜んで、ほとんど噛まずに食べていました。その日親からシニア犬用の餌に代えたら全然ご飯を食べないと聞き、家にあったチーズやハムを夜中にあげに行きました。翌日、父親から「食べないなら他のものをあげる必要はない、犬がいるせいで自分達の生活は犠牲になっている(天気が悪くても散歩に行かなきゃいけないし、夫婦そろって旅行にもいけない等)、これ以上生きる必要はないのだから他のものを無断であたえるんじゃない、そんな勝手な事をするなら今すぐお前が連れて帰れ!!」と大声で怒鳴られたんです。私は、今まで番犬として家族を守ってくれた犬へのあまりに冷たい仕打ちと、(車の運転もできなく、マンションで犬も飼えない)何もしてあげられない無力感と悔しさで涙がとまらず、その日泣きながら会社に行きました。
きっと、ビリーはいい子なんで、誰のことも恨んでないし、私が心配するほど自分は不幸だと思ってもいないのかも知れません。玄関のドアの前で笑った様な顔で眠るように亡くなっていたと聞きました。でもだれにも見送られず天国に行っちゃったビリー。やっぱり不憫でたまりません。最後に人に会いたくてドアの前にいたのでしょう。悲しいです。すごく悲しいです。
私は父が入院し、病院食がどんなにまずくても何も差し入れしないと決めています。ビリーが聞いたら、「そんな事言わないで、優しくしてあげな」って言われそうですが、きっと私は父がビリーにそうしたように、「あなたのせいで私達の生活は犠牲になっている。もう生きる必要はないのだらか、食べる必要もない」と言ってやるでしょう。泣きながら。ビリー天国で会おうね。それからまた生まれてくるときはもっと大切にしてもらえる家に生まれてくるんだよ。ごめんね最後に会えなくて。一生忘れないよ。うちに来てくれて本当にありがとう。。
きっと、ビリーはいい子なんで、誰のことも恨んでないし、私が心配するほど自分は不幸だと思ってもいないのかも知れません。玄関のドアの前で笑った様な顔で眠るように亡くなっていたと聞きました。でもだれにも見送られず天国に行っちゃったビリー。やっぱり不憫でたまりません。最後に人に会いたくてドアの前にいたのでしょう。悲しいです。すごく悲しいです。
私は父が入院し、病院食がどんなにまずくても何も差し入れしないと決めています。ビリーが聞いたら、「そんな事言わないで、優しくしてあげな」って言われそうですが、きっと私は父がビリーにそうしたように、「あなたのせいで私達の生活は犠牲になっている。もう生きる必要はないのだらか、食べる必要もない」と言ってやるでしょう。泣きながら。ビリー天国で会おうね。それからまた生まれてくるときはもっと大切にしてもらえる家に生まれてくるんだよ。ごめんね最後に会えなくて。一生忘れないよ。うちに来てくれて本当にありがとう。。