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Best Sky

わたしが生まれ育ったところのとてもきれいな場所

中通りの桜

2012-06-16 20:00:00 | 中通り


20110417 福島市 花見山



20110417 福島市 花見山

福島県のお花見の名所といえば福島市の「花見山」。
ここは花卉栽培農家の方の私有地で、広く開放してきれいな景色を
見てもらおうと一般開放されている場所。
毎年ものすごい人出だと聞いていたので、なんとなく行く機会を
逸していたのです。
昨年(2011)の春は、原発事故の影響で県内どこの観光地も観光客
の出足が鈍っていたので、それじゃあと行ってみたわけです。
そうしたら、まぁ。
有名になるだけの事はあるなと、感動しました。
「桃源郷」なんて呼ばれてるらしいけど、まさにそういう感じ。
「百花繚乱」なんて言葉がぴったりくるような、それはもう豪勢で
鮮やかな景色なのです。

このときは山の遊歩道には登らなかったし、上の写真はそういう
すばらしさを全然伝え切れていないのですが…。

今年(2012)は、原発事故を受けての観光客の減少もあるし、良い
(と言ってはなんだけど…)タイミングだからと花木の養生の為に
入山は禁止されたんだとか。(周辺散策のみ可能)
来年だったり、またその先の年であったり、春に福島県に訪れること
があったら見ておかないのは損だなと思える場所です。



200805 二本松市 合戦場の枝垂れ桜(PEN F)



200805 三春町 三春滝桜(PEN F)

これもまた結構ぼんやりした写真で…。(デジカメじゃないので)
本当はもっと晴天の下でとか、ライトアップされてる姿とかが
きれいなんですけどね。

花見山ほどの規模ではないにしても、一本桜の名所も県内には結構
あります。
そのうちのひとつ、合戦場の枝垂桜や三春の滝桜も結構な名所。

三春滝桜は樹齢1000年をこえる枝垂桜があるだけの場所。
かなりの老木なので、自力で派枝が支えきれずに添え木が何本も添え
られています。
でも、それなのに春には本当に滝の流れのように花をつける。
わたしは想像力に乏しい人間なのですが、ここの桜からは生命力
みたいなものを感じられます。

今年(2012)の春は全国的に開花が遅れて、もちろん県内もかなり
遅めの開花でした。
滝桜は、開花前から全国版のニュースやワイドショーなどで連日
取り上げられて、ずいぶんたくさんの人が訪れたんだとか。
いつかまた、天気のタイミングが合ったら行きたいなぁ。

ちなみに合戦場の枝垂桜は滝桜の孫木に当たるそうで、そのほかにも
県内外そして国外にも、滝桜の子孫がいくつも植えられているんだとか。

昨年春には「あんなことがあっても春は来るし、花は咲くんだな」なんて
思いが県民の中には結構あったみたい。
かわらずにまた、今年も桜の季節は来ました。






猪苗代湖(郡山市)

2011-12-12 20:30:00 | 中通り

20060601 郡山市湖南町

福島県といえば猪苗代湖が有名ですが、日本で4番目に大きな湖なので
猪苗代町、会津若松市、郡山市にまたがっています。
なかでも猪苗代町と郡山市の境い目近くに住むわたしにとっては、実は
郡山市湖南町からのぞむ景色というのが一番好きだったりします。
磐梯山も一緒に遠くに見えるのが画になるなと思って。

ここは船津公園から青松浜へ向かう途中の山道で、夏を目の前にして
濃くなった緑がフレームのようになるこの場所からの眺めは、とても
清々しくて爽やかで気持ちがいいのです。


20040823 郡山市湖南町

そして夏真っ盛り。
わたしが子供の頃は、学校のプールでももちろん泳いだのだけど、湖
でもしょっちゅう泳いだんです。
でもこのあたりは歩いて行ける距離ではないので、親が休みの時などに車で
連れてきてもらったような場所。
でも大人になってからはこのあたりにしか行かないなぁ。
なんか、街の観光パンフレットにありそうな風景で、本当に、こういう
田舎を体感できるいい場所なんですよ。


2007夏   郡山市湖南町(Frog eyeで撮影)

これは多分湖南町の館浜とかそのあたりのはず。
すごく遠浅の浜で、沖へ進めど進めど深くならないのです。
(でも猪苗代湖は湖底の地形がとても複雑らしく、ある程度以上は危険
なんですけどね)
それが面白くて、岸からずいぶん離れた場所で、真夏の暑い日に浮き輪
で浮かんでるのがすごく楽しい。
お店も何もないけど、湖水浴ならこのあたりを一番に勧めたいという
場所です。


2006冬  郡山市湖南町浜路(Nikon F501で撮影)

そして冬。
スキー場のナイターの明かりが湖面にうつる。
猪苗代湖というのは冬場はものすごく荒れる湖なので、こういう穏やかな
感じはあまりないんです。


20080115 郡山市湖南町浜路

猪苗代湖の冬といえば天神浜の「しぶき氷」が有名ですが、個人的には
氷の色が綺麗じゃないのでそれほど魅力を感じません。
(冬場の荒天でできるものなので、波が高くて水が濁る以上仕方ないん
ですが)
天神浜から少し離れたこのあたりでは、規模は小さいんですが透明度の
高い綺麗なしぶき氷が見られます。
この写真以外にも、透明すぎて青く輝く氷なんかも見られます。
(氷河が青いのと同じような感じ)


20050409 郡山市湖南町

このあたりからの、冬の終わりの眺め。
4月頃は、もう平地に雪はほとんどないけれど、山にはまだ冬が残ってる。
湖の水は清く身を切るほどに冷たく、空は爽やかに晴れ渡る。
そういう冬の終わり、春の訪れ。


20100708 郡山市湖南町 湖南港


20100708 郡山市湖南町 湖南港

港とはいっても、当然海のそれとは違ってレジャー用船舶の港です。
桟橋があって、まるで海のような感じ。
夏場のオンシーズンは行ったことがないんですが、それ以外の季節はとても
静かで、水の音しかしないような場所です。
海というとどこか行ったことのない国とつながっている、そういう開けた
感じがあるものですが、湖は囲われた静かさ。
そういう感じが好きなんです。



福島市 フルーツライン他

2011-11-18 21:19:46 | 中通り


200804 福島市フルーツラインの果樹園(LOMO LC-A使用)

福島県は果物がたくさん採れます。
なかでも福島市のフルーツラインと呼ばれる場所にはいくつもの
果樹園が立ち並び、季節ごとにくだもの狩りができます。
これはぶどう棚の下で撮ったもの。
夏の日差しを受けて、葡萄のつると葉が影絵のようになっていて
とても綺麗だったので。
でもこの炎天下で、なっているぶどうが温まっているのでできれば
冷たくして食べた方がもっとおいしいのに…と思いましたが。
甘さ十分なのに温まってるので、喉がジリジリするほど甘いのです。




20101121 福島市 あんざい果樹園

こちらも同じくフルーツラインにある、別の果樹園。
この辺に立ち並ぶ果樹園の中でもひときわ目立つ、かわいい佇まい。
カフェや器のギャラリーなんかも併設。
まだ若い(といっても多分同世代くらいなのかな…30代半ばくらいでしょうか)
息子さん夫婦が、お父さんとお母さんの後を継いでかなりかわいらしくこじゃれた
感じに、でも農家としてもしっかり引き継いでいる様子。
こういったディスプレイなどがいちいちかわいい。
自分でペンキを塗ったようなムラのある仕上がりの棚とか、個人的にストライクすぎる。

農業ってなかなかなり手がいなかったり、もちろん頑張ったからといって必ず報われる
というものでもないんだろうし、大変な仕事なんだと思う。
だけど、こういう田舎でこういうふうに親の代から受け継いでいるというのが、何か
新しい感じがして。密かに応援していたのです。

原発事故以降、小さなお子さんがいるとかで若い息子さん夫婦は北海道に移住されたとか。
(農園自体はお父さんたちが継続して作業中らしい)
全くの他人の人生なので、わたしにとやかく言う権利はないんですが、こういうことまでも
全てダメにしてしまったということなんですよね。今回の事故は。

残念です。ただただ。
(もちろん移住されたという決断に対してではなく、事故自体が)



20060805 福島市 あんざい果樹園

同じくあんざい果樹園の夏。
果物が沢山なっている光景というのは、とても豊かな感じがして美しいなと。
写真はありませんが、秋にこのあたりを車で走ると道端にりんごなんかもなっていて
すごくかわいいのです。



20060617 三春町 三春ダム

詳しくはないもののダムが好きなので、ドライブがてら行ってはボーっと眺める
というのが凄く好きです。
ここはとても静かで人もあまりいないし、空がひらけていてとても気持ちがいい場所。
何度か書いていますが、空がひらけて抜けがいいというのは、県内どこにいても
結構感じられます。「ほんとうの空がある」と思うんです。本当に。



20071010 磐梯吾妻スカイライン 浄土平駐車場

福島市と猪苗代町を結ぶ観光有料道路「磐梯吾妻スカイライン」
その途中の浄土平駐車場から登れる吾妻小富士。
ギザギザしているのが登山道です。
登山道といっても、登山の格好をして重装備で登るようなところではなく
普段着でスニーカーで登れます。
頂上には大きな噴火口があって、自然・人工問わず巨大なものが好きな人には
たまらないかと。
下から眺めてもきれいなんですよ。
浄土平でも標高が1,600mほどなので、空が近いし空気がきれいなのです。
このまわりは未だ噴気が上がる場所もあって、荒涼とした風景が見られます。




20070922 磐梯吾妻スカイライン 浄土平駐車場

そして、同じ浄土平からの星空。
写真ではノイズが多すぎてなんとも…ですが、実際は本当に降るような星空です。
わたしの家のあたりも光害が少ない方なので普段からそれなりの星空は見てるん
ですが、それでも感動しました。
流れ星をあんなにたくさん見たのは生まれてはじめてかも。
ただ標高が高い場所なので、夜には思った以上に冷え込みます。
そして真っ暗で車の通らない山道を行くので、非常に不安です。
(運転という意味でも、治安的な意味でも)
でもまた行きたいなぁ…地面に寝転んで一晩中眺めてたい。
町が晴れてるからといってここもそうだとは限らないし、逆に町が曇ってても
霧の中を進むと山頂は晴れてたなんてこともありえます。
さらにこの道路は11月頃から4月頃までは積雪のため通行止めになるんですが、
そういう期間限定な感じもまた、尚いっそう行きたくなります。






郡山市 周辺地域

2011-11-01 20:45:00 | 中通り


2010/1/27 郡山市開成山公園



2010/1/27 郡山市開成山公園

私が生まれ育った家の周りは田んぼと畑とその他緑しかない場所なので、特別に公園という
ものはなかったのです。
小さい頃はそこいら中を走り回って遊んだし、特に公園として区切る必要がなかったんですね。
でも大人になって、街に公園があるような都会でも生活してみて、写真が趣味だったりするし、
公園を散歩したい!と思ったときはここへ行きます。(しかも車で行って、停めて、散歩)
郡山市のど真ん中にある公園で、陸上競技場や野球場、プールなどがある大きな公園です。
桜の名所でもあるので春には大変な人出になりますが、わたしは真冬とか秋とかそういう枯れた
時期のよく晴れた日に行くのが好きです。
目の前に市役所があって、そういう街の中なのにもかかわらずこの抜けのよさ。空の青さ。
そういうところが好きなんです。



2010/8018 郡山市熱海町

熱海町中心部から石筵方面へ向かう道すがら。
なんてこともない場所なんですが、このあたりは道端によく花が咲いていて、遠くの山もきれいで。
熱海町は温泉街で、さらに総合病院があったりもするので、栄えてはいないけど中心部はそれなり
にこちゃこちゃしてます。
そこを抜けて、磐梯熱海インターを過ぎて母成方面へ向かう道は非常に爽快です。



2010/1/26 郡山市日和田町



2005/12/25 郡山市日和田町



2008/2/5 郡山市日和田町

このあたりは、ジャスコ(現イオン)ができて発展していった地域です。
大きなショッピングセンターやホームセンターというのはものすごく楽しいので、わたしは
しょっちゅうこのあたりに行きます。用もないのに。
この観覧車は、ジャスコ一帯の商業施設のオープンに合わせてできたものだったと記憶して
ますが、のってる人をほとんど見たことが無い…。
観覧車好き(見るのも乗るのも好き)なわたしとしては、気になりつつもしり込み。
ただ、写真は本当によく撮ります。
このあたりは昔から比べたらものすごく発展したんでしょうけど、郊外型の「敷地が広大
だけど低層」という建物のおかげで、空の抜けが非常にいいのです。
雲の流れがよくわかって、気持ちのいい場所なのです。



200//11/19 郡山市喜久田町



2007/4/19 郡山市喜久田町藤田川

1枚目は、わかりづらいんですが柿の木です。
「青く冷たい冬空に、オレンジの柿の実」という写真がどうしても撮りたくて、よくこの
あたりをうろうろします。
磐梯熱海から本宮に抜ける道路沿いには、四季折々の花や果実がなっていて面白いのです。
でもそのほとんどが民家や畑の敷地内なので、なかなか立ち入るわけにも行かず。

2枚目は藤田川畔の桜。
この周辺に小学校や幼稚園などがあるのでこいのぼりも。
このあたりも空の抜けが良くてとても気持ちがいい場所です。
ここから少し行った場所に商業施設や新興住宅地が続々とできていて、そこへのアクセス道路
としてそこそこの交通量はあるんですが、もともとが田園地帯・住宅地なので空をさえぎるもの
が無いんです。
生活するうえでの利便性を満たせる場所まですぐなのに、のどかな風景が広がってる場所。
貴重な場所だなと思うのです。


郡山市 布引高原

2011-10-10 20:45:00 | 中通り


2007/6/2 郡山市布引高原




2010/6/24 郡山市布引高原



2011/8/29 郡山市布引高原



2009/8/24 郡山市布引高原




2010/9/15 郡山市布引高原

ここに風車が出来る前から楽しみにしていて、出来た年からずっと通い続けてる場所です。
冬の間は道路が通行止になるので行けませんが、それ以外の季節はそれぞれがそれぞれに
美しい。
でも主に夏~秋でしょう、見どころは。
山のてっぺんなので空気が澄んでいて、晴れた日には遠く磐梯山と猪苗代湖が一望出来ます。
反対側からは那須岳も見えたはず。
ここに行くと、季節ごとの雲だとか空の色だとか、そういうものを実感できます。
日中の爽やかさはもちろん好きですけど、夕方から日没までのドラマチックな感じもいいのです。
山のてっぺんであまり人がいなくて、多少不安になる部分はあるんですが、でも、きれい。
上の2枚みたいに、すべての物体が影になる時間帯が特に好きです。
ここもまた、何気なく撮ってもポストカードみたいな写真が撮れてしまう場所。