Drマサ非公認ブログ

さすがに何か言いたくなる森会長発言6

 さて、どちらにしても大した批判も起きないのは下の者がさほど気にしていないかのような振る舞いであるから、下から支えていることになる。腹芸でいえば、腹芸が持つ規範を上も下も共有している。

 最大のスポンサー米NBCの批判で態度豹変だ。

 今までの議論を続けよう。実際責任を取ることもないのは、本当に責任を感じていないからに過ぎないが、それは下の者に対して責任を感じる必要などないからだ。

 責任は二種類あると言われる。よく知られているとは思うが、responsibilityでresuponseだから応答すること。もう一方はaccountabilityで説明責任。前者のresponsibilityは応答であるから、まず受容すること、引き受けることが必要になる。この受容とは自身の事として引き受けるのであって、他人事としない事である。先の中西発言を思い出して欲しいところだ。

 このresponsibilityをJOC会長として見た場合、当然だが、森会長はオリンピックの理念を受容する事、引き受けることをまず最初にしなければならない。

 オリンピック憲章を少しばかり引用しよう。https://www.joc.or.jp/olympism/charter/pdf/olympiccharter2017.pdf

根本原理から

  1. オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。
  2. このオリンピック憲章の定める権利およひ自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会的な出身、財産、出自やその他の身分なとの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなけれはならない。

IOCの役割と使命から

  1. 男女平等の原則を実践するため、あらゆるレヘルと組織において、スポーツにおける女性の 地位向上を奨励し支援する。

 

 さて、大抵の日本人がオリンピック憲章を読むこともないだろうが、さて森会長は読んでいるだろうか。字ズラを読めばいいということではない。

 そうではなく、オリンピック憲章の精神を引き受け、実際の行動に移すことができる時、初めて読んでいることになる。行為の水準で、実践していることが責任responsibilityがあるということなのだ。実践していないどころか、行為として軽視しているどころか蹂躙さえしている。

 ちなみに説明責任では逆ギレだ。こういう人物は責任を知らないのだから、見限るしかないだろう。それは差別に反対する者、またパターナリズムに反対する者たちが実践しなければならない。

 偉い人が責任を取らないシステムが日本では成立しているのだ。

 やり過ごしたり、黙認してはいけない。

 僕の想像だが、森会長はオリンピック憲章を読んでいないのではないだろうか。だから責任もへったくれもないに違いない。そういえば仲の良い安倍前総理が党首討論でポツダム宣言を読んでいないと言っていたのを思い出した。ついでに「責任は私にある」って、何十回も言っていたよね。お仲間だ。

 やっと辞めた。ところが相談役。次が川淵さんだって。しかも森会長からの就任の打診だってさ。旧知の仲とのことだから、お友達?なんで問題起こした奴が就任の打診するのかね。おかしいことをやっていると思わないのかねえ。

 このような流れに問題があるとメディアにも流れたが、その前に気づかないって?

(つづく)

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