大晦日の公園

できたての雑煮を、母に届けた。

途中、すっかり暗くなってしまう前に、公園に立ち寄ってみる。

おとうちゃんが散歩、なんかしてるワケ無いやんか。

メタセコイアの落ち葉が散り敷く、紅色の地面。

助手席のおとうちゃんに、

メタセコイアの見事な新緑を見てごらん

と、教えたけれど、

無粋な男やから、興味も関心も無かったみたい。

いなくなって3年すぎても、

公園のメタセコイアは、おとうちゃんの匂いがする、のはなぜ？

夜、20年以上も観ていなかった紅白を観る。

植村花菜さんの♪トイレの神様♪がお目当て。

聴くたびに涙、おっちゃん（夫）もわたしも。

思い切り泣きたいねん、みんなきっと。