終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

照明器具リスト作成

2006-11-25 20:51:44 | 建築
ファッションアクセサリー選び、とは違う。

とても迷った。
柔らかで寡黙な光、透明でシャープな光、と、
光の質感を取りざたしているうちは、楽しかったのだけれど。

思い起こせば、30年前の新築時は、蛍光灯バッシングの只中だった。

”西欧では蛍光灯は工場用。住宅に蛍光灯なんて貧しい住環境の表れ”
と、照明に無頓着な日本人を、住宅雑誌などが啓蒙していた。

この国では、
戦争中は灯火管制や停電におびえ、
戦後は、切れやすい不良品の電球に備えて買い置きするのが、主婦の務めだった。
だから蛍光灯の出現はありがたかった。
みんな迷うことなく、蛍光灯をモダンリビングに取り入れ、
昼のような明るさを喜んだのだった。

'75年、西欧風のオシャレな暮らしに憧れた、向上心溢れる!わたしは、
雑誌のいうとおり、
家中の照明を、背伸びして白熱電球で揃えた。
電気代は、よそ様の倍以上になったし、夏は暑い。
蛍光灯に比べて、とても暗くなったけど、これぞ北欧!と、やせ我慢した。

早過ぎた老眼は、そのせいかも知れない、と、今にして思う。

近年、発光ダイオードをはじめ、電球の種類は憶え切れないほど増えた。
これはこれで、又、選択肢が多過ぎて、むずかしい。

いささか月並みのソシリは免れない(笑い)のは残念だけれど、
(縮んだ)身の丈に合わせて、自分がラク、なように、と選んだ。









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