終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

鬱金・ウコンなどで染める

2008-02-04 23:16:25 | 草木染
鬱金の字の意味は、鮮やかな黄色。

メンバーのお知り合いから新鮮な生姜をたっぷりいただいた。

乾かして粉末状にした市販のウコン、とは天然自然さが違う。

槌で砕いて、そのまま用いた。

おまけに郷里から、モモやクリの枝を持ち帰ってくださった方もいて、

今日の調理室は、大忙し。

計10個のガスコンロを総動員して、これは内緒だけど、

コンクリート壁もガラス窓も、ナイヤガラの滝?みたいに濡れて流れて・・・。

ウコンは、クチナシ、キハダ、と並んで、草木染入門の際の黄色の定番。

十何年ぶり、否、20年ぶりのウコン染め。

アカネの上に掛け合わせたら、ニュアンスのある、熟し柿のような色が。

モモは、あまり、染料植物としては注目されていないけれど、

ちょっと儲け物だった。

薬用は染まる、のね。皮膚病の薬だったのを思い出す。

太い枝だったので、炭酸カリウムを微量加えて、アルカリ抽出し、

絹の染液とするために酸で中和した。

やっぱり、pHって、色を大きく左右するらしい。

そう言えば、少し昔の染め本には、実に細かくpH値について、指示されているもんね。

もっと古くは、その土地の柑橘類が、色止めとしてあたりまえに用いられていたりして。

画像、つかの間日が照って、強風の中、みなさんの力作が躍っていました。



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