火星ねこ パズル

日々の日記

-テレビ-その時歴史が動いた「産婦人科医荻野久作・受胎期発見」

2006年07月12日 23時13分31秒 | -テレビ-
荻野久作先生84歳の実際の映像。学説が世界中で認められた後も生涯 新潟で現役医としてご活躍されていた映像。

オギノ式。
耳にしたことありました。
こんなものなのかな?くらい。

新潟で(約80年前)当時人気の無かった産婦人科医の道を進まれて、その時の新潟の、農家の、いえ、日本の現状。
妊娠しないのは女性が悪い。
子を生まぬは嫁にあらず。
多産で命を落とす女性。
子だからに恵まれず自殺した女性。

荻野先生はこつこつと弛まない(たゆまない)努力の末(ご自身でも実践なされていた)日本の学会に発表するも 門前払い。青二才扱い。
その後 単身ドイツへ。
ローマ教皇が認め、世界に轟くOginoの文字。

「避妊法として」乱用されている オギノ式に荻野先生自らが 嘆きでしょうか、一喝します。
そんなことのために
私はその研究をしたのではない。男性は今一度 深く自覚するべき。などのお言葉。

最後 ナレーターの方が読み上げていた 荻野先生のお言葉に
目をつむり 耳一杯に聞き入る私。深く重く優しい命のことば。少し泣きました。

おぎゃーの声。
手足をばたつかせる赤子。
60年この道を歩んでもなお、感慨深い(の、ようなお言葉!もっとすてきな言い方だった)

生命の誕生は
国を越える
それも容易く
それは同じ人間だから
命というセイの塊だから

当時の女性の扱い。いまもなおどこかでこんな差別はあるのかも。
女性の、妊娠の解き明かす一人の男性の真摯さ。ひたむきさ。

胸を強く打たれました。

-テレビ-NHKスペシャル危機と戦う テクノクライシス 7/10放送

2006年07月12日 20時42分40秒 | -テレビ-
第二回軍事転用の戦慄。ロボット兵器。
こんなに悲しいものが。
戦争はやめられないから?
戦争で飛躍的に科学力があがる。
人を殺すために作られたロボット。

天空の城ラピュタみたい。

悲しい悲しいロボット。

どこまでも冷酷になれるのは人間のほうなのかも。

人間にただ従うロボットが痛々しい。

こんなにすばらしい技術なのに。例えば車いすの人が 階段を、段差を、坂を、一人で歩けるのに。すばらしいのに。

もう止められない
いいえ
既に世界のどこかでもう命を奪っているのですね。
殺しているのですね。
殺害。

ロボットだからだろうと
つくったのは
人間。

いきいきと兵器について語る。
争いが絶えないから。
耐えられない現実。
矛盾だね。
本当 矛盾。

もろはのつるぎ。

優秀な科学者、研究者達は
素晴らしい技術を日々追求探求研究開発しています。
軍事費から。



番組に出ていらした教授の
大切にしている
56年前の本の言葉
ロボットは人間に危害を加えてはならない。

画面は直ぐ切り替わり
軍事用ロボットの展示会。

SF映画ではありません。軍事用に今 実用しているものです。

放送後 仕事中も様々なゴタゴタも日常を越えて、ずっと頭から離れませんでした。

平和なんて言葉はいらない
平和は祈らない世界がいい

祈りは 血を流す悲しみが存在しているから

平和を祈るのは
世界のどこかは平和ではないから
それでも最後は
私は祈るよ
平和ではない世界に
平和を