では、「本当に理解する」とはどういうことなのか、
問題を使って具体的に示していきます。
どんな数で割ったのでしょうか。また、余りはいくつですか。
解き方を知っていると、
それぞれの数字の差を取って、
ということで、パッと答えを出すことができます。
ただ、やはり、何で、まず差をとるのか
なぜその差の最大公約数で答えが求められるのか
ここをしっかりと答えられるか、
【解説】
式での解説:
121-82=39
186-121=65
39と65の最大公約数は13
13の約数=1,13のみ
1ではない整数は13のみ。よって、割った数は、13
また、余りは、82÷13=6…4
121÷13=9…4
186÷13=14…4 となりますので、
余りは、4
式は以上のようになりますが、これでは、まだ、
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。
問題で言われることを線分図で表してみると、
この3つの整数は何かで割って余りが同じ整数になったので、
余りの部分を線分図の一番左(緑色の部分)に取ります。
そうすると、それ以外の部分は、必ず何かで割れるわけなので、
121と82の差
186と121の差
の部分も、必ず割る数(青い部分)で割ることができます。
だから、121-82=39と186-121=
「なぜ差を求めるのか」
という理由がこの図で示されています。
ここの部分をしっかりと言葉で説明できるか、
こういった部分を、
問題を解く上での「視点」がどこにいくのか、ということが、
どこに目を向けて解くのか、
82-余り、121-余り、186-余りと言われても、
だから、問題が解けないということになってしまいます。
そうではなくて、
なります。
式だけ覚えておしまい、
なかなか、一つ一つを問いかけながら問題を解くということは、
また、どういう問いかけが、その問題の本質を説いているのかは、
いいでしょう。