中学受験総合~大日本帝国の楽しい家族団結力

中学受験算数~大日本帝国の楽しい家族団結力

復習 それぞれの数字の差を取って、でてきた2つの整数の最大公約数を求める

2021-01-20 07:01:17 | 日記

「本当に理解する」とはどういうことなのか、
問題を使って具体的に示していきます。

問題:82、121、186の3つの数字をある整数で割ったら、同じ余りがでました。
どんな数で割ったのでしょうか。また、余りはいくつですか。

解き方を知っていると、
それぞれの数字の差を取って、でてきた2つの整数の最大公約数を求める
ということで、パッと答えを出すことができます。
ただ、やはり、何で、まず差をとるのか
なぜその差の最大公約数で答えが求められるのか

ここをしっかりと答えられるか、お子様にも質問してみてください。

【解説】
式での解説:
121-82=39
186-121=65

39と65の最大公約数は13
13の約数=1,13のみ
1ではない整数は13のみ。よって、割った数は、13
また、余りは、82÷13=6…4
121÷13=9…4
186÷13=14…4 となりますので、
余りは、4

式は以上のようになりますが、これでは、まだ、本当にわかっているのかが不透明です。

それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。

問題で言われることを線分図で表してみると、

算数塾別 勉強法1

この3つの整数は何かで割って余りが同じ整数になったので、
余りの部分を線分図の一番左(緑色の部分)に取ります。
そうすると、それ以外の部分は、必ず何かで割れるわけなので、
121と82の差
186と121の差
の部分も、必ず割る数(青い部分)で割ることができます。

算数塾別 勉強法2

だから、121-82=39と186-121=65という数字がでてくるのです。

「なぜ差を求めるのか」

という理由がこの図で示されています。

ここの部分をしっかりと言葉で説明できるか、図を描くことができるか、
こういった部分を、もしご家庭で確認できればやっていただいた方がいいと思います。

問題を解く上での「視点」がどこにいくのか、ということが、意外とどの問題でも大切です。
どこに目を向けて解くのか、それを習得していってほしいと思っています。

82-余り、121-余り、186-余りと言われても、まだそれだけでは具体的な数字がでてきません。
だから、問題が解けないということになってしまいます。

そうではなくて、差の部分が割れる数でなくてはいけないということに、気付けるかどうかということに
なります。

式だけ覚えておしまい、この問題は解けたと錯覚してしまう生徒さんを多く見ています。
なかなか、一つ一つを問いかけながら問題を解くということは、時間的にも難しいかもしれません。


食塩水 中学算数 食塩水攻略 がんばろう日本受験生

2021-01-19 07:00:39 | 日記

※ このように、「①導入で根本原理」をしっかり指導し、「②その根本原理を例題でイメージさせ」、その後に自習として「③問題演習をさせる」と、うそのように簡単に成績は上がるのです。下の具体例で確認してください。

● できる限り、下の「導入」から指導しましょう!! 塾で効果が上がらないから家庭教師を頼むのです。時間がないからと言って、塾のように1問1問の解説だけをしても成績はなかなか上がりません。

1.1 導入(濃度の根本原理を指導)

● 濃度の根本原理は→ 【1】「濃度面積図の使い方」【2】「逆比の理解」【3】「濃度の体系の理解」です。この原理をしっかりマスターして、これらの原理が1問1問でどのような形で問われるのか確認しながら問題演習させましよう!

【1】濃度面積図

「塩の面積図」の上に、「水の面積図」を乗せるところが、20アップ・ノウハウ

● 一般的な食塩水の考え方 … 通常の塾では、次の「食塩の3公式」を覚えさせるが…

① 食塩水の濃さ(濃度) = 食塩の重さ ÷ 食塩水の重さ  (第1用法)
② 食塩の重さ       = 食塩水の重さ × 食塩水の濃度(第2用法)
③ 食塩水の重さ      = 食塩の重さ ÷ 食塩水の濃度  (第3用法)

これでは、なかなか覚えられないし、面白くないから。

20アップ攻略法①⇒ 塩の面積図の上に、水の面積図を乗せるところがオリジナル!
(1) 食塩20g を80g の水にとかした食塩水を、下の図①のように、塩の面積図の上に、水の面積図を書きます。 (2) 実際使うデータは食塩の面積図だけでいいから、図②③のように省略して書くことができます。 (ただし、「水が一定の問題」の時などの場合は、水の面積図が使えるので、ここまで把握しておくと良い。)
※ 濃度は割合の一種である。てんびん図 ・ ビーカー図でも良いが、これらは割合を表現しにくいので、ここでは 面積図の解法をとる。面積図だと割合を表現でき応用にきく。


平均算・濃度・水そう・速さ・図形など重要な原則 大日本受験生応援

2021-01-18 06:55:34 | 日記
平均算・濃度・水そう・速さ・図形など、様々な問題で問われる重要な原則
 
攻略法②⇒(面積が等しい)とき→(たての比)と(よこの比)は逆比!
sansu_nou1-03右の長方形のように、
面積が等しい場合 → (たての比)と(横の比)は、逆比になる。
(たての比)=2 : 3 (横の比)=3 : 2 と逆比になっている。
※ これが平均算 ・ 濃度 ・ 水そう ・ 速さと比 など、実に多くの文章題で問われ ている。ここでまとめて、教えておくと、子供の頭に定着しやすい。

水そうの容積の例題

底面積300cm2の容器に、はじめ10cmの水が入っていました。そこへある底面積の棒を沈めたら、水の深さは12cmになりました。棒の底面積は何cm2ですか。
簡単な解説

sansu_nou1-04
問題の条件を右図の体積図に表すと、A の水の体積と、 B の水の体積は等しいから、
体積が等しい場合→ 高さの比 と 底面積の比 は 逆比 になるから
(たての比)=10cm : 2cm= 5 : 1 より、
(底面積の比)=(よこの比)=①:⑤
300cm2=⑥
したがって、 300÷⑥×①=50㎠ … 棒の底面積

速さと比の例題

A君は、ある山のふもとから山頂まで往復し、行きは毎時2Kmで上り、帰りは毎時6Kmで下ったところ、全部で4時間かかりました。この山のふもとから山頂までの道のりは何Kmですか。
20アップ攻略法③⇒(道のりが等しい)とき→(速さの比)と(時間の比)は逆比!

sansu_nou1-05
右の図のように、 速さを面積図で表すと、
速さ(たて) × 時間(横)=道のり(面積)
と表せるから、
道のりが等しい 場合→ 速さの比 と 時間の比 は逆比 になる。

簡単な解説

sansu_nou1-06上りも下りも、
道のりは等しいので→(速さの比) と (時間の比) は逆比となる。
(速さの比)=(毎時2Km) : (毎時6Km)= ①:③だから
(時間の比)=3 :1 となる。
したがって、
(帰りの時間)=1 =1時間となるから、
(帰りの道のり) 6km/ 時 ×1時間=6km

【3】濃度の全体像(体系)

最後に、全体像を指導すると頭の中でまとまりができ、記憶しやすくなる!
20アップ攻略法④⇒ 濃度が問われる場合は、次の3ケースしかない!
濃度の問題は、 次の 【1】 面積図の式を立てる解法 【2】 面積図の流れ図を書く方法 【3】 平均算の面積図を書く 方法の3つの解法でほとんど解けることを知る。 難しい問題もこの 【1】 ~ 【3】 の組み合わせにすぎない。
sansu_nou1-07左の3つの方法で、偏差値70までの、ほぼ全ての問題が解けます。
難しい問題でも、この3つの方法を組み合わせているにすぎません。
あとは、この組み合わせ方を問題演習を通じて1問1問確認しながら学習してください。
 

食塩濃度ー濃い熱く頑張ろう大和民族

2021-01-14 06:53:43 | 日記

濃度の「偏差値20アップ・指導法」導入


※ このように、「①導入で根本原理」をしっかり指導し、「②その根本原理を例題でイメージさせ」、その後に自習として「③問題演習をさせる」と、うそのように簡単に成績は上がるのです。下の具体例で確認してください。

● できる限り、下の「導入」から指導しましょう!! 塾で効果が上がらないから家庭教師を頼むのです。時間がないからと言って、塾のように1問1問の解説だけをしても成績はなかなか上がりません。

1.1 導入(濃度の根本原理を指導)

● 濃度の根本原理は→ 【1】「濃度面積図の使い方」【2】「逆比の理解」【3】「濃度の体系の理解」です。この原理をしっかりマスターして、これらの原理が1問1問でどのような形で問われるのか確認しながら問題演習させましよう!

【1】濃度面積図

「塩の面積図」の上に、「水の面積図」を乗せるところが、20アップ・ノウハウ

● 一般的な食塩水の考え方 … 通常の塾では、次の「食塩の3公式」を覚えさせるが…

① 食塩水の濃さ(濃度) = 食塩の重さ ÷ 食塩水の重さ  (第1用法)
② 食塩の重さ       = 食塩水の重さ × 食塩水の濃度(第2用法)
③ 食塩水の重さ      = 食塩の重さ ÷ 食塩水の濃度  (第3用法)

これでは、なかなか覚えられないし、面白くないから。

20アップ攻略法①⇒ 塩の面積図の上に、水の面積図を乗せるところが独自
(1) 食塩20g を80g の水にとかした食塩水を、下の図①のように、塩の面積図の上に、水の面積図を書きます。 (2) 実際使うデータは食塩の面積図だけでいいから、図②③のように省略して書くことができます。 (ただし、「水が一定の問題」の時などの場合は、水の面積図が使えるので、ここまで把握しておくと良い。)
※ 濃度は割合の一種である。てんびん図 ・ ビーカー図でも良いが、これらは割合を表現しにくいので、ここでは 面積図の解法をとる。面積図だと割合を表現でき応用にきく。

数に関することー普段の言葉遊びで算数を磨く 頑張ろう大和民族

2021-01-13 06:58:10 | 日記

【Ⅱ】1+2×3-4×5-6×7×8×9=2017

上の式が成り立つように、例にならってかっこを入れなさい。
(例)3+3×3-3÷3=5 →{(3+3)×3-3}÷3=

という問題が出題されました。

1から9までの整数を使って2017になるにはどうしたらいいでしょうか。

まず、
2017は、皆さんもご存知の通り、「素数」
つまり、1と2017でしか割れない整数ですね。

それをかけ算に直すということはできません。
では、なぜ6×7×8×9という式が出ているのかということに注目してみましょう。

初めの「1+〜」という
1+2×3-4×5-6×7×8×9=2017
この、1がポイントになります。

1+2016=2017

2016は、2016=2×2×2×2×2×7×9に分解できます。
7と9が現れましたね。

8=2×2×2
なので、この2016の素因数分解された式をもう一度書き直してみると、

2016=2×2×7×8×9
    =4×7×8×9

となり、問題の数字に近づいてきました。

今度は、この4×7×8×9
「4」をどうやって作ったかと考えればいいのです。

画像2

この□の部分を4にすればいいのです。

4={(2×3-4)×5-6}という形にできます。

まとめると、
1+{(2×3-4)×5-6}×7×8×9=2017
です。

なかなか、テストの限られた時間の中でこれを瞬時にわかるというのは、
数字によっぽど慣れているか、数字のセンスがある生徒さんです。

数字のセンスを磨くには、日頃から数字を見たときに、
足して10になるのは、とか、
足したり、かけたり、割ったり、引いたりして100になる遊びを
しているかということかなと思います。

受け持っていた生徒さんで感心したのは、
「必ず4ではどの数字も割れる」
ということをある時突然私に報告してきた生徒さんがいました。

その生徒さんが4年生の時です。
日頃から、自分でいろんな数字を試して4であれば、整数の答えでなくても、
最後は割り切れるということを見つけていました。小数を勉強した頃だったと思います。

もちろん、当たり前のことなのですが、自分でそういう数字を見つけたりする
というのは、日頃の算数のアプローチの仕方としては良いのではないかと思います。