名医志望のハルです。今年は見事不合格でした。
その原因は何か。正直、落ちたあとも分かりませんでした。
最近2人の合格者の話を知って、ようやく原因が分かってきました。
1人は同じ高校の友だち。1人はブログ(http://blog.goo.ne.jp/hachken/)を書いている人です。
不合格記をまとめます。
①高2の9月から受験勉強開始。医学部再受験本をバイブルと仰ぐ。このとき、上位クラスに在籍。
②学校の授業を切り、内職。全統高2模試で偏差値72を出す。
③基礎レベルが攻略できたと思ってそれなりに難しい本をやり始める。
④テストが悪く、3年では下位クラスに落ちる。
⑤第1回全統高3記述模試で偏差値68を出す。自分のやり方に自信を持つ。勉強量が増える。
⑥夏の名大OPで数学がそこそこできてC判定になる。第2回全統高3記述模試は偏差値68。1日8時間の勉強を継続する。センター対策を医学部再受験本の通りにやる。
⑦第3回全統高3記述模試は偏差値62。
⑧秋の名大OPはD判定(Eがないため、最低判定)。名大実戦はE判定。医進模試では三重ですら最低判定。代々木の国立医学部模試ではかろうじて島根がD判定。
⑨8月から対策を始めていたセンターで、900点中703点。
⑩夏のOPのC判定を信じて地方の医学部受験。
⑪不合格。名市の薬を受ける。
⑫中期すら不合格。
⑬後期。アシキリ。
第3回 全統高2模試で偏差値72、第1回全統高3記述模試で偏差値68。自滅はこの成績をとってしまったことで本格化。
その程度の成績で自惚れた俺が悪いですけど。
その方法論、医学部再受験本を参考にしたのは、旧帝医に進学した友だちに勧められたから。
けどそいつは、高1の時には青チャートを終えていて、高2の夏には一対一を終えてやさ理を始めていた。高2の夏までに英文解釈教室を終えていた。そいつが荒川氏の方法を使った(といっていた)のは高2のGW後。そしてその時にはTOP10位に入っていた。
方法論とかって関係あんの? と今は思えます。断言するけど、関係ない。そいつが受験する時には、2浪分の勉強は軽く超えてました。
俺がその方法論を間違って読んでいるのかなと思って、3月にそいつ聞いたときは「俺は参考書の情報を使った。一対一と英文解釈のやり方が似てたから好きだった。でも、細かいことは参考にしてなかった」と。
おいおい、話がちげーよ。そう思わずにはいられませんでした。
そりゃね、そいつの勉強寮を考えなかった俺が悪いと思いますよ。でも、伸びたと教えられて、その本をまねて、速読英単語の上級編は良かったとか、やさ理はよかっただとか言われると、悲しくなりますよ。他には無いのかよ、って。
確かに、高2の最後の記述や高3の簡単な模試では70近い偏差値が出ました。けれど、俺は受かるために勉強したんで合って、そんな成績はどうでもいい。
うからないと意味が無いんだ

<医学部に受かる人>ってかいてんじゃねーかよ

高3の模試で70近い偏差値が出たら基礎は完璧に近いかのように書いてあんだろ

…そんな風に憤らずにいられない。
典型的な問題を覚える方法は、問題が簡単で採点も甘い模試で成績を上げるのにはいいかもしれません。けれど、本質的な学力は上がらないので、難しい模試や採点が厳しい模試になると、まるで役に立ちません。
高2・高3の模試で偏差値70程度をとっていて、基礎に問題はないと思い込んでいました。むしろ、本の中では合格レベルと書かれていました。
方法論は最後までまねました。推薦されている問題集・参考書から選んで勉強しましたし、最低5回以上、英文だと20回は読みました。勉強時間もストップウォッチで8時間以上を維持しました。
でも結局、中期の薬学部すら受かりませんでした。
ぬるい模試だと数字が出て誤魔化され、難しい模試になると全然役に立たず、本番だと結果が出ない。俺にとってはそんな方法論でした。
それでも、3月に医学部に受かった友だちから話を聞かなければ、また同じことを繰り返していました。
そいつの話をまとめると、結局俺は基礎力不足。それどころか、基礎のきちんとした意味すら分かっていなかった。それを教えてくれたのがエール出版から出ている<大学受験の教科書>。
英語と数学と現代文だけこの本の通りやっているのだけれど、いかに自分が基本をおろそかにしていたか。荒川氏がそのあたりを無視しているかを確認できました。
友達の話があまりに適格だったこと、そしてそれと同じことを言う合格者のブログがあることで、まずは信じてみようと思いました。
落ちたのは、俺の自惚れが最大の原因。
たくさん勉強してたヤツと自分が同じと考えた自惚れ。
基礎ができていると思いこんだ自惚れ。
そして、成績を出していた友だちの話を無視していた自惚れ。
本当に愚か過ぎる。
絶対に挽回してやる