昨年のアカデミー外国語映画部門で
「おくりびと」と賞を争った「戦場でワルツを」。
監督の個人的な戦争体験を
アニメーションという手法で描いたドキュメンタリーです。
監督はアリ・フォルマン。
映画作家アリは友人と話をしている内に、
従軍中のある時期の記憶だけポッカリと抜け落ちている事に気付く。
彼は記憶を取り戻す為に当時の仲間達に会い、真相に迫っていく。
レバノン侵攻についての物語ですが、戦争のディテールは語られず
あくまで個人的主観でストーリーは進んでいきます。
CGアニメで描かれるこの作品、私は当初何故ドキュメンタリーを
わざわざアニメーションで描く必要があったのか疑問でした。
確かに夢のシーンが多く、
その点でアニメーションとしてのアドバンテージはあるとは感じました。
繰り返し描写される浜辺のシーンはある種美しく、かつ無機質に映ります。
しかし、それだけではなかったのです。
主人公が記憶を取り戻した瞬間、
画面は突然実写に切り替わります。
徹底的にリアルさを削ぎ落とした果てに我々が目にする光景こそが、
この作品がアニメーションでなければならなかった理由だったのです。
「おくりびと」と賞を争った「戦場でワルツを」。
監督の個人的な戦争体験を
アニメーションという手法で描いたドキュメンタリーです。
監督はアリ・フォルマン。
映画作家アリは友人と話をしている内に、
従軍中のある時期の記憶だけポッカリと抜け落ちている事に気付く。
彼は記憶を取り戻す為に当時の仲間達に会い、真相に迫っていく。
レバノン侵攻についての物語ですが、戦争のディテールは語られず
あくまで個人的主観でストーリーは進んでいきます。
CGアニメで描かれるこの作品、私は当初何故ドキュメンタリーを
わざわざアニメーションで描く必要があったのか疑問でした。
確かに夢のシーンが多く、
その点でアニメーションとしてのアドバンテージはあるとは感じました。
繰り返し描写される浜辺のシーンはある種美しく、かつ無機質に映ります。
しかし、それだけではなかったのです。
主人公が記憶を取り戻した瞬間、
画面は突然実写に切り替わります。
徹底的にリアルさを削ぎ落とした果てに我々が目にする光景こそが、
この作品がアニメーションでなければならなかった理由だったのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます