名盤まとめブログ

ジャンル問わず名盤をまとめていくブログです。私は音楽ゲーム愛好家でもあり、音ゲー曲もまとめるのでぜひ聴いてみて下さい♪

【ロック史に残る金字塔】Highway 61 Revisited(1965) - Bob Dylan

2024-02-10 12:44:52 | ・1960年代(洋楽)
アメリカのシンガーソングライター、ボブ・ディランの6thアルバム。
ボブ・ディランの名声を永遠のものとした不朽の名盤。

前作でエレキサウンドを使用しフォークロックを開拓したディランですが、本作ではオルガンなどを使用し音に厚みが出ていることが特徴。
また、バックバンドにマイク・ブルームフィールドやアル・クーパーなど著名なミュージシャンが参加し楽曲を複雑で迫力のあるものに仕上げています。

「Like a Rolling Stone」をはじめ、「Tombstone Blues」や「Just Like Tom Thumb's Blues」、「Desolation Row」など名曲多数。
当時はシングル重視でアルバムはシングルの詰め合わせといった風潮がありましたが「Desolation Row」は11分の大曲であり、この作品はトータルアルバムの走りでもあると言えるでしょう。

ちなみにディラン本人はプロテストソングからフォークロックへの転向は意識していなかったようです。
本人いわく『ぼくはなりゆきにまかせてきた。ぼくの変化の仕方というのは、そんなものなのさ。自然に起こったことなのさ』とローリングストーン誌のインタビューで発言しています。

本作は恋愛が題材であった娯楽としての『ロックンロール』を社会的でメッセージ性の強い『ロック』へと変えた重要な作品です。
ロック史の流れの中で語られることが多い作品ですが、純粋に内容も良いのでまだ聴いたことがない方はぜひ聴いてみて下さい。

【トラックリスト】
1. Like a Rolling Stone
2. Tombstone Blues
3. It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry
4. From a Buick 6
5. Ballad of a Thin Man
6. Queen Jane Approximately
7. Highway 61 Revisited
8. Just Like Tom Thumb's Blues
9. Desolation Row

Like a Rolling Stone



【和訳】
むかし、きみはいい服を着て
乞食に10セント硬貨を投げていたね
人々は言っていた「気をつけろ、落ちぶれるぞ」と
みんなからかっているだけだときみは思っていただろう
きみはよくわらいものにしていたね
うろついている奴らを
いま きみは大声で話さない
いま きみは自慢話もしない
次の食事をどうするか考えている

どんな気分だい
どんな気分だ
家がないことは
誰にも気に留められない
道端に転がる石のようなことは

きみは一流大学に行っていたね、ミス・ロンリー
でも分かってるだろ きみはただ酔っ払っていただけ
誰も路上での生き方なんて教えてくれない
今 きみはそれに慣れる方法を見つけなくてはいけない
きみは妥協は嫌だと言っていたね
怪しい浮浪者なんかと、でも今は分かるだろ
彼らだって無為に過ごしてるわけじゃない
そいつの空虚な目をじっと見つめて
きいてみな 取引きしたいかと

どんな気分だい
どんな気分だ
ひとりぼっちで
帰り道のないことは
誰にも気に留められない
道端に転がる石のようなことは

きみは決して振り向かず、見もしなかったね
手品師や道化師のしかめっ面を
彼らがやってきて、きみを笑わせようとしたとき
きみは理解しなかったね その価値を
快楽は自分のためにあって他人に与えるべきではないと
きみはよく外交官とピカピカの馬に乗っていたね
肩にシャム猫を乗っけていたあいつさ
つらくないかい 気がついたとき
きみからとれるだけとっていなくなったとき

どんな気分だい
どんな気分だ
ひとりぼっちで
帰り道のないことは
誰にも気に留められない
道端に転がる石のようなことは

塔の上のお姫様と綺麗な身なりの人々は
飲みながら思っていた 自分たちは上手くやったと
あらゆる種類の貴重な贈物を交換しているけど
そのダイアモンドの指輪を外し
質屋にいれたほうがよさそうだ
きみはよく面白がっていたね
ボロを着たナポレオンと彼が使っていた言葉を
彼のとこへ行きな きみを呼んでるぞ
断れないはずさ
なにもないときは なんにも失うものがないのだから
きみはいま透明だ 秘密もなく隠す必要もない

どんな気分だい
どんな気分だ
ひとりぼっちで
帰り道のないことは
誰にも気に留められない
道端に転がる石のようなことは



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