マイルス・デイビスの1960年のアルバム。
本作はマイルスとギル・エヴァンスの共同で作成されました。
ジャズにクラシック要素やオーケストラを持ち込んだ俗に言うサードストリームと呼ばれるジャンルの代表作。
スペイン音楽をアレンジした優雅で情熱的なサウンドが特徴であり、『Will O' The Wisp』や『Solea』で発揮されています。
また、オーケストラを活用した壮大で、ときに繊細なトラック1の『Concierto De Aranjuez(Adagio)』は必聴です。
総評としてサードストリームの模範的作品であり革新的な傑作。Birth of the CoolやKind of Blue、Bitches Blewと並んでマイルスの重要な作品と言えます。
死ぬまでには聴くべきジャズアルバムの名盤です。
【トラックリスト】
1. Concierto De Aranjuez (Adagio)
2. Will O' The Wisp
3. The Pan Piper
4. Saeta
5. Solea
Concierto De Aranjuez(Adagio)
邦題で『アランフエス協奏曲』と名付けられているこの曲は、スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴによって作られたギター協奏曲です。
本作においては最も有名な第2楽章 (Adagio)がトランペットジャズ風にアレンジされています。
【余談】
わたしがマイルスの作品でIn A Silent Wayと並び最も聴いた作品です。
一番好きなのはBitches Blewだけど、聴くだけで疲れるのといかんせん長いので、Bitch Blewは時間があるときだけ聴きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます