地球時代の生き方

地球という生命体の視点から物事を眺めてみる異色ブログ

縄文の時代、叡智の時代①(中今と縄文)

2022-12-11 18:27:00 | 人文社会
はじめに

先日、たまたまart hanabukitenさんという方の動画を見ていたら、矢作直樹さん(東大名誉教授)の縄文についての話が興味深かったです。
https://youtu.be/D98p2BxXeb0

これからは、縁ある人たちが日本文明(縄文文明)を広め、世界が日本化する時代だという内容です。

大いに共感しました。


中今(なかいま)の思想

矢作さんは前々から注目していましたので、矢作さんが縄文について語っておられる動画を調べてみました。

「中今(なかいま)」の思想です。

これは、このブログでも時々ご紹介させていただいている『伊勢白山道ブログ』でも、ずっと昔から書いておられたことでもあります。「今に没頭すべき」と。
取り越し苦労や過ぎ越し苦労は「漏電」であり、NGだと。
日月神示にも、同様の啓示が書かれています。

私は心配性な方なので、大量漏電タイプです。笑 
心配性の心の使い方では、心が、過去や未来にあって今にはないということになりますね。
心配が思い浮かんだら、「『今』何ができるか」を考え、これに没頭するのが良いようです。

また、葉室頼政さん(春日大社元宮司)も「中今」の思想を説いておられました。たとえとして、赤ちゃんには「今」しかないと。今しかない赤ちゃんは、いろんな難を乗り越えていると。これが人間の本来的な姿らしいです。


縄文。霊性の高い時代

早速、矢作さんの本を追加で何冊か買いました。

矢作さんと神原康弥さんの共著「日本の霊性を上げるために必要なこと」も示唆深いです。

例えば、縄文時代は人間の霊性が高くて「神人一如」だったのが、弥生時代に混血が進んで霊性がガクンとダウンしたとか。

伊勢白山道さんも十年以上前に、物質文明から精神文明へ変わる(霊主体従)、縄文時代のような、という趣旨のことをブログで書いておられます。
また、被差別民は、神意で、敢えて区別されてきた、遺伝子を守るために、ということも書いておられます。

先ほどの「混血で霊性がガクンと落ちた」という話と一致します。(被差別民が縄文人の遺伝子が濃いという前提ですが。)

不肖私も、神社でふいに「縄文遺伝子の復活」という啓示?が降りたことがありました。気のせいだったのかも知れませんが。笑

優花さんは、縄文とレムリア(ムー)はほぼ同義で、ムー人は地球の波動の変化(低波動化)を知って自ら沈むことを選択し、一部が日本に避難した。今はアトランティス文明の要素(物質・自我)が強いけど、今の地球人は、アトランティス文明とムー文明の融合を課題にして、この世に生まれてきた、という趣旨のことを言っています。科学技術は更に発展するらしいです。
これも、とても腹落ちしました。

このムー人の一部が日本に避難したというのは、伊勢白山道ブログでも、伊勢の磯部の伊雑宮の話になるとよく出てきます。

今、縄文が密かなブームになっていると感じます。
日本人の深層心理は捨てたものではないです。
拝金に狂奔したバブル期に、一方で「ものづくり」が密かなブームになったり、その後、日本人は何かが気になったのか、生活を変えるモデルを探したのか「江戸時代」が、
さらに、日本のイメージが言論空間で歪められてきたためか、「日本の良さの再発見」がブームになり、
そして、最近は「縄文」です。

これからの地球文明は、「縄文」の霊性を復活させた日本人がリードするのだと思います。その理由はいろいろ理屈をつけて言おうとすれば言えそうですが、30年近く前から感じているほぼ確信に近い直感です。
最近、新しい時代に焦点を合わせているいろんな人が言い始めたので、確信に変わりました。

(参考)波動と叡智(神人一如)



縄文土器と弥生土器に見る霊性の違い

日本の歴史を見るとき、表の世界では非常に大きな誤解が野放しになっています。それは、縄文から弥生への時代変化です。

例えば、縄文土器から弥生土器への変移を「縄文人が滅んだから」と説明する、かつての定説は間違いだろうと思います。

まず、そもそも、近年の遺伝子研究(Y染色体等)で、「縄文人が滅んだ」というのは、全くの誤りであったことが明らかになっています。

男系を示すY染色体で見ると、アイヌは8割、沖縄が6割、本土で4割で縄文人の遺伝子が残っており、縄文人の遺伝子は、現代日本人の遺伝子では最大のグループです。(第二位は長江文明人と思しき遺伝子グループです。)

混血の弥生人には、インスピレーションが減って縄文土器を作れなくなり、弥生土器になったというのが本当のところだと思います。縄文土器の作者は女性だと推定されていますが、縄文女性が神と一緒に造形していたのだろうと思います。)

弥生土器の製作手法には、縄文土器のそれと似た手法があるそうですが、意匠面においては模倣すらしていませんでした。
これは「味気ない土器でいい」と思う感性が働いていて、戦後社会のように機能・効率重視だったんだろうと思います。もしかすると、土器の制作も、男性に変わったのかも知れません。

資本主義社会の中で、我々も当たり前だと思って受け入れている効率至上主義は、実は危険です。白米のように大量に栄養を落としている状態だと思います。玄米の方が遥かに栄養価が高いことが知られています。

弥生時代の始まりは、最近の炭素14法を用いた研究で3千年前からになったらしいですが、
人類史の中で、この3千年間の地球は大陸文明が支配的な時代です。世界の雛型である日本列島でも、大陸文明の影響を免れ得ませんでした。

こうして、3千年間、縄文の霊性は封印されてきました。

なお、3千年間が大陸文明優勢の時代であるのと天皇制、天孫降臨は関係が深く、神の人類への愛の証なのですが、それについては別の機会に話したいと思います。


大地に抱かれる竪穴住居

少し脱線ですが、ここで竪穴住居について少し書いておきたいと思います。

ビジュアルをふんだんに使って解説している「地図でスッと頭に入る縄文時代(監修:山田康弘)」(昭文社)はとても良い本です。

この本によれば、
竪穴住居は、大地に穴を掘り、土壁を露出させずに木の板で覆います。そして、柱を4本立てて梁で組むとともに、テントのように木で屋根の骨組みを組んで、最後に茅葺きで屋根を作ります。

そして、ビジュアルを見ていて思ったのですが、
このような住居に住むと、「大地に抱かれている」という感覚が強いだろうと思います。寝る時など大地の母性を強く意識する、赤ちゃんの頃から、「心の奥底に大地=温かく守ってくれる」という感覚が染み付いていると思います。

アイヌに共通しますが、囲炉裏を大切にしています。アイヌでは、新築の家の囲炉裏に火を入れた時に初めて家に生命が宿るとされています。

縄文人も、炉石は特別らしく、引越しに際しても炉石をわざわざ持っていくそうです。

そして、入り口と反対側、つまり一番奥には祭壇があります。敬神崇祖だろうと思います。

(つづく)


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