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2021年振り返り。(その3)

2022-01-25 14:47:23 | 君がいない窓に響く空しい「ひとりごと」
 2021年、自分のために読んだ本を書いたので、ついでに息子に読んだ本も書いておこうと思います。

 ウチの息子は、私と違って、算数好きで、国語(とくに漢字)が得意じゃないので、全然本を読まない人で…。
 冬休みの宿題で「本を合計400ページ読むこと!」というものが出されたのですが、
 おそらく大半を漫画で稼いだんじゃないかなぁ~?と思います。

 (実際、冬休み中に漫画を何冊か買いました。)

 ということで、そんな息子に少しでも本に触れてもらうために、読み聞かせというより朗読してあげた本たちです。
 
 児童書とはいえ、17冊あり、長々と書いてしまうと思うので、お時間あるときに読んで下さい。


 <2021年に読んだ児童書>
 (すべて図書館で借りてきたものです。)


 『それいけズッコケ三人組』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
 『ズッコケ(秘)大作戦』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
 言わずと知れたズッコケシリーズです。
 子供のころ、家に『それいけ~』があったはずなのに、私読んだことがなかった!?ということに気付きました。
 
 初版が1978年ということは、40年以上前に書かれた本なので、「国鉄」とか「図書室のカード」とか「貸出カード」とか、
 息子にとっては、知らないものばかりでしたが、それ以外は古さを全く感じさせず、
 「さすが長く続くシリーズだなぁ~」
 と思いました。
 (『それいけ~』は第1作、『~(秘)大作戦』は第3作。
  シリーズ順に借りようと思ったのですが、図書館で貸出中だったため順番が前後します。以下同)


 『ものがたり12か月 春ものがたり』(野上暁・編)(偕成社)
 
 『谷川俊太郎、川上弘美、斉藤洋、今森光彦など、豪華作家陣がさわやかに春を描いた短編・詩を15編収録。
 単行本未収録作品多数。』
(偕成社HPより引用)
 
 その中から
 <三月>『春に』(谷川俊太郎さん)・『ふたりのバッハ』(森忠明さん)・『待ち合わせ』(末吉暁子さん)
 <四月>『わらび』(山中利子さん)・『二十年目のお客』(岡田貴久子さん)
     『春にとどく絵葉書』(斉藤洋さん)・『ぼくのお姉さん』(丘修二さん)
 <五月>『もんくたらたら』(ねじめ正一さん)・『トチノキ山のロウソク』(茂市久美子さん)
 を読みました。

 
 『どうぞのいす』(香山美子・作/柿本幸造・絵)(ひさかたチャイルド)
 この『どうぞのいす』は絵本なんですが、
 息子と話をしていたら、幼稚園のとき自分で借りてきたこともあるし、
 小学校の読み聞かせボランティアで、他のお母さんが読んだこともある
 (他の人と被らないように読んだ本のタイトルを書いておくノートがある)のに、
 
 「おはなし覚えてないや~」
 というので、借りてきました。

 何度読んでもかわいらしい内容に「ウフフフフ」となってしまう本です。

 幼稚園で『どうぞのいす』を借りてきたときのブログ


 『トチノキ村の雑貨屋さん』(茂市久美子・作/二俣英五郎・絵)(あすなろ書房)
 
 『村で一軒きりの雑貨屋さんには、山の住人もやってきます。
 木の精やカッパも登場するおだやかな山の日常を切りとった心温まる物語。』
(あすなろ書房HPより引用)
 
 2冊上の『春ものがたり』でも読んだ『トチノキ山のロウソク』も収録されている短編集です。
 

 『あなたの夢におじゃまします』(岡田貴久子・作/たんじあきこ・絵)(ノベルズ・エクスプレス/ポプラ社)
 3冊前の『春ものがたり』で、岡田貴久子さんのお名前を知り、
 「もっと読んでみたいなぁ~」
 と思ったので、図書館で探してみました。

 息子が寝る前に読んでいたら、心地よかったのか、なかなか読み進められず、
 「あなたじゃなくて、息子の夢におじゃましま~す!」
 って感じだなと思いました。


 『キャプテンはつらいぜ』(後藤竜二・作/杉浦範茂・絵)(講談社)
 『キャプテン、らくにいこうぜ』(後藤竜二・作/杉浦範茂・絵)(講談社)
 『キャプテンがんばる』(後藤竜二・作/杉浦範茂・絵)(講談社)
 (児童文学創作シリーズ1979年/子どもの文学傑作選1995年で刊行、改装版) 

 「キャプテンシリーズ」の三部作(だそう)です。

 この本は、国語の教科書の本紹介ページに『キャプテンはつらいぜ』が載っていて、珍しく息子が
 「読みたい!」
 と言ったので借りました。

 たしかこの頃、図書館は予約本の貸出と、返却しか受付けてなくて、
 携帯から検索をかけて予約したのですが、B5版(?)で、しかも間違えて『~がんばる』を借りてしまい、
 もう一度予約し直すことになったり、
 図書館が通常通りに運営するようになって、児童書の棚を見たら、なんと!新書版(青い鳥文庫)で置いてあって…!
 (大きさが違うと、重さも全然違うので…)

 80年代初期の風景(不良のたまり場で小学生が飲酒!?)や、
 昔の流行語?の「でもしか教師」という言葉の意味を調べたり…。
 (私も判らない表現や環境がありました。)

 3冊の間で経過した時間が「夏休み中」の出来事だと、読み終わってから気付いて驚きました。
 

 『ぼくのミステリー新聞』(さとうまきこ・作/伊藤良子・絵)(カラフル文庫・ジャイブ株式会社)
 (1985年7月に偕成社より刊行された『ぼくのミステリー新聞』を加筆・訂正し文庫化)

 子供の頃、我が家に(1985年度版が)あって読んだことのある本だったので、図書館で見つけて(挿絵は違うのですが)
 懐かしくて借りてみたのですが、
 「こんなにイジメ描写があったのか!?」
 とビックリしました。
 (教室の後ろに「リング」と呼ばれる場所があって、そこでリンチ?プロレス技?をかけられる等)

 でも、
 『根っからわるいやつじゃないんだ。ただ、ぼくみたいにおどおどしたやつを見ると、
  つい、からかったり、いじめたりしたくなるんじゃないかな。(略)
もしもぼくに友だちと呼べるやつがいるとしたら……案外、あいつらなのかもしれない
』(本文引用)
 という言葉に救われました。
 
 (いや今、メモを片手に書いてたけど、現実で自分なら、そんな友達いらないや)


 『手にえがかれた物語』(岡田淳・作&絵)(偕成社)
 「2020年に読んだ児童書」の中にもある『放課後の時間割』を書いている岡田さん。
 (岡田さんの本は『放課後~』しか持ってない&読んだことないけど)
 「きっと面白いんだろうなぁ~」
 と思い、タイトルに惹かれて借りました。


 まいにちまいにち、ぼくたちはいそがしく
 くらしているけれど、
 そんなまいにちからちょっとはなれたところで、
 ほんとうのことがわかるってことがあると、
 ぼくは思うんだ。
 たとえば、自分たちでつくった物語の中、
 なんかでさ。
 
 
 という文章が、表紙カバーの袖(開いてすぐの部分)に書いてあったのですが、
 この小説の内容は、この言葉がすべて!だと思いました。
 

 『ぼくらはズッコケ探偵団』(那須正幹・作/前川かずお・絵)(ポプラ社)
 10冊ぶりの「ズッコケ」です。(これは2作目)

 初版は、私が生まれる前の年なので、相変わらず私ですら知らない表現も出てきたのですが…。

 入院した女の子のお見舞いに行くのに、病院に入ってすぐ病室まで行けて、
 「そういえば、昔のお見舞いってそうだったなぁ~」
 と思い出しました。

 今は、セキュリティのこととか(最近ではコロナの影響)もあるかと思うんですが、
 息子が足の骨を折って入院したとき、小児病棟のドアの前で、
 息子より小さい年齢の子が中に入れなくて待っていて、申し訳ないなぁ~と思いつつ出入りしたことがあったなぁ…。
 
 「探偵団」というタイトル通り推理物で、犯人っぽい人がやっぱり犯人だったのですが、
 ついどんでん返しを期待して、深読みしちゃいました。(笑)


 長々と書いてもまだ終わらないのですが、一旦更新します。
 
 
 以下、去年の1月に書いた「2020年に読んだ児童書の話」 
 
2020年振り返り その2。
 前回、2020年に読んだ本を紹介(という程でもないですが…)して、 「今度は、息子のために読んだ児童書を書きます」 と予告しつつ、気が付けば1月15日になってしまいました!......

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