どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3104

無理強いしてもしょうがあるまい。河野行革相がFAXの全廃を霞が関に要請したものの、多くの反対意見が出て断念した模様である。セキュリティや運用の安定性で懸念が有ると云うのが主な理由らしい。そこを強引に変えるのが政治のお仕事ではあるが、セキュリティがザルなのは事実である。それにFAXが業務上不可欠と云うのもあるだろう。まだ殆どの行政文書は紙だからである。場合によっては手書きで重大な事が記してあったりする。この状況でメールへの乗り換えをごり押ししたら、スキャンしたJPEGファイルをメールに添付すると云うしょうもない抜け道に逃げるだけであろう。行革相が本質的に取り組むべきは行政文書の電子化であり、印刷しない前提の業務フローの構築なのであるが、膨大な過去文書との整合性を取るのは労多くして功少ない仕事である。無理強いして下手にやってます感を出すよりも、無理のない範囲で紙からのシフトを進めてもらえれば結構なのである。

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