何となくモヤる。記録ラッシュに沸いた箱根大学駅伝であるが、参加選手210人中、177人がナイキの厚底シューズを履いていたとの事である。アスリートとスポーツメーカの弛まぬ努力が生んだ成果と好意的に解釈しているが、「下駄を履いた」感は否めない。ただナイキの靴を購入出来る経済力も含めた総合的な競争と云うのも一面真実には違いなく、その線引きをどうすべきか、私が口を出せる話でもない。しかし目覚ましい技術進歩の結果、いずれ「何処までが道具なのか」と云う問題に行き当たると思う。バッタのジャンプ力を移植された改造人間も居たが、そこまで非人道的では無いにせよ、体に埋め込む何かのお陰で記録が飛躍的に伸びるとしたら、ドーピングに当たらない限り大抵のアスリートはやると思う。日々鍛錬に励むのと変わらないからである。だから周囲が何らかの歯止めを掛けておくべきだと思うし、少なくともピンク以外の選択肢も用意してあげたいのである。
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