どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3050

生きるって本当に大変。GWの引き籠り用に「村落を旧石器時代から鉄器時代まで進化させる」ニッチな嗜好の箱庭ゲームを始めたのだが、これが結構良く出来ている。序盤では簡素な木の槍や銛で食料を集めるのだが、その時代の人類はとても弱い。開始5分でハイエナの群れに襲われ、村民の3分の1を食われると云う惨劇も経験した。冬に入り備蓄が乏しく、犠牲覚悟でマンモスに突撃して凌いだりもした。そんな苦闘を経て獲得した知識で新技術を解放し、少しずつ生活水準を上げていくのだが、農耕で食料が手に入る辺りからが次の試練である。増えた人口を養うにはそれに頼らざるを得ず、凶作の年にはマンモスに突撃しなくてはならない。何とか安定させても技術革新を続けなければ、より進んだ武器を持った侵略者に皆殺しにされるだけである。技術は暮らしを豊かにしてくれるが、それが無くなっても前の時代には戻れないと云う辺りが、何とも身につまされるのである。

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