どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3336

微妙に自慢が難しい。総務省の2020年人口推計確定値で、埼玉県は3千人増となった。これで1920年の統計開始以来、戦後の混乱期を除けば100年人口が増え続けた唯一の都道府県になるそうである。県内在住のご夫婦が励んだ結果であれば誇って良い様に思うが、東京への通勤通学に至便な好立地である事が要因である事は疑い無い。宅地化するのが容易な平べったさも有利に働いたのだろうが、少なくとも県民の努力に因るものでない事は確かである。それにこれは東京一極集中の副産物であり、日本全体として考えれば好ましい傾向ではない。東京に集まってくるお仕事を可能な限り分散し、せめて荒川のこっち側にまで来てくれる様に、色々と手を打たねばならないと思う。そうした成果としての人口増であれば、心の底から喜べよう。人口減が確定的な未来が展望される中、この記録が何処まで伸びるかは知らないが、ご夫婦が安心して励める街を目指すのも悪くないと思うのである。

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