どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2728

今年の経済成長はどの程度落ち込むのか。各国首脳は頭を悩ませている事であろう。国民に豊かな暮らしを提供するのは、国家の重要な役割の一つである。そんな綺麗事で済ませられる国ばかりではないし、経済活動の一側面である「札束で殴り合う戦争」に重きを置いている国も少なくはない。そう云う立場では経済は無限に成長しなくてはならないものではあるが、それが私達の生活改善に繋がっていた時代は、昭和で終わったと思う。国家間のどつき合いは現状維持としても、経済成長に代わる「豊かさの指標」が必要に思える。同じ性能の品が従来の半分の原材料で製造出来て、価格が半分になればGDP的にはマイナスである。しかし生活者目線で見れば、それはより質の高い経済活動だと言えるのではないか(賃金も半減する場合を除く)。右肩上がりの成長戦略は威勢が良いが、知恵と工夫の蓄積を数値化する手法を編み出すのも、国家の役割としては悪くないと思うのである。

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