何故米国で感染拡大が止まらないのか。狭い日本から見ている限り、相応の対策は取られている様に思えるので、何とも不思議である。欧州でも再拡大している様だが一夏のバカンスが終わった直後だから仕方あるまい。インドとブラジルは医療体制が脆弱だからだろう。ロシアは感染者数に対する死者数が少ない様に思えるが、怖い考えになってしまいそうなので深追いは止めておく。それらの国と比べ米国が劣っているとか対策が手ぬるい様には見えない。何でもナンバーワンでなければ気が済まない大統領への忖度が働いていると云う仮説は、さっきゴミ箱へ捨てた。もしかすると「より差し迫った脅威がウィルスよりも恐ろしいから」なのかも知れない。国家に毒殺される可能性もゼロではないだろうが、もう少し切実で現実的な物事の様にも思える。それが何なのかを狭い島国に引き籠って想像していても仕方ないのであるが、確かめたくても暫くは傍観しか出来ないのである。
