どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2809

はやぶさ2の次のお仕事が決まったそうである。12月に採取カプセルを投下後に小惑星帯に向かい、その内の一つを撮影するとの事である。直径は30m程らしいので小惑星と云うよりでかい岩だが、ともあれ身の振り方が決まって何よりである。先代の様に奇跡の帰還を果たして盛大に燃え尽きるのと当人にとってどちらが幸せかは分からないが、道中の無事を祈りたい。この事業が税金の無駄と言われていたかと思うと、隔世の感が有る。大枚はたいて砂を持ち帰るだけでGDPには一切寄与しないのであるから、仕分けたくなるのも無理はない。この件は偏に世論の後押しがあったからこそであろう。基礎研究に携わる機関は、広報戦術をJAXAから学ぶべきである。カミオカンデにせよ重力波望遠鏡かぐらにせよ、世界トップレベルにも拘わらず国民の認知度は高いとは言えない。盛大に燃え尽きたりしないので分かり難いのは確かだが、血税は人類の役に立っていると誇って欲しいのである。

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