良く分からない人は経理に丸投げしておけば宜しい。買い物時に付与されるポイントの会計基準が2021年から変わっていたらしい。使う分には全く関係無い話ではあるが、ポイント愛好家としては知っておくべきである（多分）。従来はポイントは「費用」であり、将来発生する損失（ポイント利用）に対し引当金を見積もって計上していたのだが、これが認められなくなった。新基準では「契約負債」として貸方に計上し、ポイント使用時にそれを帳消しにする形で売上に算入しなくてはならなくなった。帳簿上の帳尻合わせにも見えるが、ポイントを債務として会計上明示しなくてはならなくなったのは画期的である。「どーせ使わねーだろ」とポイントを乱発していたら、経理部長が怒鳴り込んで来てもおかしくないレベルである。逆に言えば「失効させれば何もせずに債務が減る」と云うインセンティブが働くのであり、ポイント愛好家としては用心深く行動したいと思うのである。
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