どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3165

これを最後の緊急事態宣言としたい。そう大見得を切ったからには、簡単に止められるものではない。何だったら宣言しっぱなしにしておけば嘘を吐いた事にはならない。ご一考を願う。何を以って緊急事態とするのかの基準が曖昧になってしまったのは手痛い失策である。ブレーキとアクセルを同時に踏みます、と云うヒールアンドトゥ的な曲芸技で難局を乗り切りたい事情は理解する。ただ、いろは坂下りの路線バスに乗って縮み上がった私の経験から言えば、ブレーキは分かり易く踏んでもらえると乗客も安心出来ると思う。尤も安全運転に徹した結果、到着時間が大幅に遅れれば文句を言うのもまた乗客であり、そこら辺の塩梅が難しい。しかし遅延するにしても、その予定がアナウンスされれば各自がブツクサ言いながら対処に当たれると云うものである。目的地までの行程と評価指標を曖昧にし続けるのが、危機感の共有に於いて一番迷惑である事をご一考願いたいのである。

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