どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3354

独自性に拘る気持ちは分かる。しかし「既に出回っているモノは作らない」のも、立派な経営戦略である。広島電鉄の交通系ICカード「PASPY」が2025年に廃止されるらしい。システム老朽化に伴う更新コストを理由として挙げている。ただ鉄道・バス運賃の支払いにしか使えないのでは、ICOCAやSuicaに対抗するのは至難だろう。しかもそれらのICカードは広島電鉄で使えてしまうのである。新システムでは相互運用は取り止めるらしく、JR等と乗り継いで通勤通学する人からすればサービス低下である。ICOCAに一本化すればいいじゃんと思ってしまうが、そのコストが馬鹿にならないからそう云う話になっているのだろう。顧客の利便性を損なわない様に纏まって欲しいと思うし、場合によっては丹後鉄道の様にVisa Touchに丸投げすると云う手も有る。地域の足を維持する為にギリギリの経営を強いられている事情は分かるが、少々の出費には目を瞑り、敢えて大樹に寄るのも立派な経営判断なのである。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「時間の無駄」カテゴリーもっと見る