なんだかなあ。有名人を騙った詐欺広告が多数掲載され、過去最高益を叩き出したMetaが声明文を発表した。200億ドルを投資して撲滅に頑張っています、でも社会全体で取り組む課題なのでみんなも頑張りましょう、と云う他人事の様な内容であり早速前澤氏がブチ切れている。Googleや旧Twitterでも詐欺広告は散見されるが、質・量共にFacebookとInstagramが突き抜けているのは間違いなさそうなので、頑張り不足を指摘されても仕方あるまい。いずれにせよSNS経由で投資を持ちかけられたら、まずは直接会ってトコトン問い質すぐらいのリスク管理はしておきたいものである。広告収入が生命線のMetaが取り締まりに本腰を入れるとも思えないので、行政の介入も已むを得まい。癒着している広告代理店のチェックを経ていないものの掲載を禁じる、とか少々モニョる落し所になるかも知れないが、Metaに選別能力が無い以上は妥協するしかない。米国流の自由競争は、善意だけで成り立って訳では無いのである。
