そうなったらなったで面白い。この儘では500年後に日本国民全ての名字が佐藤になる、と云う試算を東北大学の教授が発表したそうである。名字毎の人口の推移からはじき出した様だが、少子化が進めばこの限りではないとの事である。選択的夫婦別姓を推進する団体の委託事業だからその目的は推して知るべしだが、子供に引き継ぐ名字によっては結局佐藤さんだらけになる事態を回避出来ないので、少々的がずれている様に思える。ただ誰もが佐藤さんだと色々と不便なので住んでいる土地名や屋号を使うのは親戚が密集して暮らす地域では珍しくもないので、佐藤さんの全国統一の野望は恐らく実現しないと予測している。形骸化した戸籍制度に縛られた民法は見直すべきだとは思うが、生活の便益を第一とした方が良いと思う。どうしても拘りが有るのなら源とか平とか藤原みたいな形式で戸籍上残しておけば宜しい。血脈の証と社会的符号をごっちゃに扱う必要は無いのである。
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