どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3275

毎度お馴染みクラウドの障害である。米国バージニア州のAWSのアベイラビリティゾーン(AZ)が停電でダウンした。バックアップ電源は備えていただろうが、落ちる時は落ちるのである。1時間程度で電力は復旧したがSlack等は暫く使えない状態だったらしい。運の悪い事に一部のインスタンスとデータはリカバリ不能との見通しをAmazonが示し、「停電の時にはよくある事」と前置きした上で「一つのAZにロードを集中させないでね」と推奨した事を受け一部地域で怒号が飛び交っている。米国だから裁判沙汰になるのだろうが、リスクを許容して安く使うのがクラウドの本来の在り方である。雲の様に頼りないと云う意味で、クラウドの命名者に座布団一枚を進呈したい。そんなふわふわあやふやなモノの上に私達の生活は成り立っているのが心配な方も居るかも知れないが、日本国内がまるっと一日停電した場合を想像して頂きたい。盤石と信じていた足元は、雲の様に存外頼りないのである。

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