どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2702

日本の失業率は然程悪化していない様に見える。米国では約2250万人が失業しているらしいが、あの国と比べるのは色々と前提が異なり過ぎるので、参考程度に留めたい。完全失業者数は、ここ2年は150~170万人で推移していたが、4月は189万人と増加傾向にある。ただしこの「完全」が曲者で、求職中の失業者のみが対象である。失業率の分母となる労働力人口は「就業者+完全失業者」なので、「働けそうなら働く」と云う潜在的な失業者は拾えないカラクリである。また就業者でも今般の自粛要請で止むを得ず仕事が出来なくなった「休業者」と云う括りの人も居て、これが597万人らしい。今後全員が失業する訳では無いだろうが、労働力人口が減っているのに就職難、と云う難儀な状況は暫く続きそうである。悪化したらレイオフして回復したら再雇用、と云う米国式とどちらが良いかは一概に比較出来ないが、少なくとも統計的には分かり易いと自称自発的休業者は思うのである。

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