どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2722

2020-06-20 18:04:00 | 時間の無駄
名選手にして名将、だけど持ってない。読売巨人軍の原監督に対する私の評価である。球団通算6000勝と云う大きな節目が無観客試合(リモートマッチと呼びましょうと何処かが呼び掛けているが)と云うのは100%監督のせいではないが、そう云う巡り合わせの悪さは筋金入りに思える。「満塁男」と今でも呼んでもらえる駒田氏と好対照である。ON時代の後と云うのも間が悪いと思うしかないし、12年連続20本塁打と云う安定した記録を叩き出しても、前任者がバケモノ(後任者はゴジラ)だったので評価されなかったのは今思っても不憫である。監督としてもリーグ優勝8回、日本一3回、WBC世界一と堂々たる成績なのだが、勝ち方も負け方もひたすら堅実で、メークドラマを演出する事など有り得ない采配ぶりである。実力は折り紙付きなんだけど華が無い分だけ低く評価されると云う運命を敢えて受け入れ、無観客でも淡々と6001勝目を狙いに行くその姿勢を、私は潔いと思うのである。

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