どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2831

変な図形を描く変なおっさん。ロジャー・ペンローズ氏に対する私の理解はそんなもんである。エッシャーの連環する階段は「ペンローズの階段」と呼ばれるものだったり、ペンローズ・タイルと呼ばれる摩訶不思議な図形の組み合わせを考案したらパクられトイレットペーパーの図案に使われ怒り狂って訴訟を起こしたり、数式を自分にしか分からない記号で記述し始めたのでしょうがないから周りがそれを解読していたら結構合理的なので皆が使う様になったり、ブラックホールにゴミを捨てると発電出来る理論を発見したりと、どうしてイグ・ノーベル賞の候補にならないのか不思議な位の業績を残している。そう云う意味では受賞を意外には思わなかったが、その理由はもう少し掘り下げて説明してあげた方が良いと思う。この世の不思議を探求するワクワクを変な図形で教えてくれる、稀有な天才の物語に触発される少年少女は必ず居ると、凡庸な変なおっさんは思うのである。

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