どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3586

これは騙される自信が有る。人気のフリー画像処理アプリ「GIMP」の偽サイトが、Google広告で検索上位に表示される事案が発生したそうである。幸いそっち界隈の有識者が騒いだお陰で既に閉鎖されている様だが、恐らく模倣犯は今後も出てくると予想している。GIMPの公式サイトは「www.gimp.org」で、偽サイトは「www.gіmp.org」だったそうである。同じに見えるが後者の「і」はキリル文字(Unicode U+0456)で、コンピュータからすれば全く別の文字なのだが、見分けられるのは相当のフォントフェチだろう。URLにUnicodeを使える様になったから可能になった手口であるが、従来の目視によるチェックを過度に信頼しない方が宜しい。Googleの広告に引っ掛かる方が不注意と云う意見も有ろうが、それは別の機会に論じる。何か問題が起きたら監視する人の目を増やす対策を立てがちな人類であるが、サイバー詐欺に限れば相手の方が何十枚も上手であると云う心構えと、抜ける手は抜く自動化の備えが求められるのである。

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