どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2771

常識の流れは絶えずして、しかも元の常識にあらず。社会環境の激変著しい昨今、旧来のやり方に固執するべきではない。お盆の過ごし方もその一つである。実家に帰省して先祖代々の墓にお参りして、と云う習慣は見直してはどうだろうか。別に難しい話ではない。祭壇を設えて迎え火を焚けば宜しい。こちらが行けないのであれば、あちらに来てもらうのが合理的であるし、幸いにして先方がどれだけ密になって押し寄せて来ても感染の心配は無い。墓掃除は閑散期にでもやれば良かろう。きちんとおもてなしして送り火を焚いてお見送りまで出来たなら、それも立派なお盆の過ごし方である。マンション住まい等で裸火の使用が憚られるのなら、LED照明で代用しても構うまい。そもそも盆休みと云う習慣は、戦後復興期以降のものなのである。先祖を敬い感謝すると云う本質さえ外さなければ、様式は時代に合わせて変えていっても祟られる心配は無用なのである(先祖次第だが)。

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