どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2519

平等の実現は難しい。「私の体脂肪は全人類が平等に負担すべきだ」と訴えても、恐らく賛同者は居るまい。平等にした結果、損をする人が多数を占める場合には受け入れられず、強行したら悪平等と批判が高まるのが一般的である。身の丈に合わせず所得税を平等にする法案が国会に提出されたら、蜂の巣を突いた様になるのは想像に難くない。消費税は平等なのに騒ぎにならないのが不思議であるが、世の中そんなもんかも知れない。問題は損する人と得する人が拮抗している場合であるが、具体例を挙げると色々と差し障りそうなので控えたい。また平等と云う表現が余りにも雑に扱われているので、「機会の平等」と「成果の平等」がゴッチャに議論されている場合も有る。民主主義の根幹を成す重要な概念なのだからもう少し慎重に用いた方が良いとは思うのだが、恣意的に濫用する機会は自由・平等に与えられるべきだと言われれば、世の中そんなもんかなとも思うのである。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「時間の無駄」カテゴリーもっと見る