ちょっとニューヨークに出稼ぎに行くか。同市の最低賃金は時給15ドルである。加えてチップの習慣が有るので、愛想が良い人ならそれ以上の実入りになるだろう。しかもコロナ禍の影響で労働力不足が慢性化しているらしい。下働きでも時給3000円近く稼げるのであれば悪くない。尤もランチも大体15~20ドル位らしいので、生活はかなり厳しいと云うのがオチである。ともあれ内外の賃金差は開く一方であり、いずれ日本に働きに来てくれる外国人労働者は減っていくのだろう。ハイスキルを持つ技能労働者であれば猶更である。適正なサービスに適正な対価を支払い、それがおちんぎんに反映する様にならない限り、この問題は多分解決しない。適正なインフレと云うのはそうやって発生するものであり、政府が金融政策を弄繰り回してどうにかなるものではないと思う。その意味に於いて百円ショップで500円とか980円の商品を置く様になった現状を、断腸の思いで歓迎するのである。
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