どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2489

面白い考察である。AIの読解力を測定する為のリーディングスキルテストで、対照標本となる人間(全国の中高生4万人)の方が「日本語を読めていないんじゃないか」と云う疑問が提起されていた件である。学業優秀な子でも、「AI読み」をしてしまうらしい。AIが文章を解析する際、単語同士の関連度合いで推論する所から名付けられたそうである。「(A)年に(B)は江戸に幕府を開いた」の様な穴埋め問題の場合、それらを単語として丸暗記してしまえば、確かにテストはやり過ごせる。しかし「1603年に徳川家康が江戸に幕府を開いた時、メロスは(C)」の様な問題には、多分答えられないだろう。そこまでひねらないまでも、拙文の様に係り結びをややこしくした上にそれらしい指示語で意味を韜晦する事に腐心する以外の能が無いと思えないでもない三重否定使うとか訳分かんない文章を理解不能だと判断出来る程度には、人間の言語教育を見直すべきだと思うのである。

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