色と香りのハルモニア

カラー&アロマ(色と香りと心のトーン別館)

8月の秋色。

2008-08-20 22:41:51 | Weblog
まだまだ暑いけれども、
吹く風や空の雲に、どこか秋を感じるようになってきました。
街なかのウインドウも紫や茶色などの服が増え、秋色に染まっています。

この頃になると、毎年のように気になる色があります。
それは、赤。
それもガーネットのように、深い赤…。



この色が目につくようになると、
私の中に秋が訪れたことになるのです。
春も、初夏も、爽やかな白や水色、緑色などが心地よくて、
赤色はまるで目にとまることはなく、
私の中に赤は入ってきません。
それが8月のある日、突然一目惚れするかのように、
ふわぁっと、赤は入ってくる。
赤ワインのように熟した芳香を漂わせながら…。

今年のそれは、展示されてあった赤いバッグから始まりました。
そうなると、あちらこちらの深い赤色が、すべて麗しく見えてきます。
もう少したったら、赤いブラウスを着ましょう。
そして、もっと秋が深まり、寒くなってきたら、
お気に入りの赤いセーターの出番です。
あぁ、秋はやっぱりいいなぁ。



こういった時にぴったりの香りは何でしょうか?
樹脂系とフラワー系が調和した香りが似合いそう。
だったらフレグランスは、
没薬(ミルラ)と薔薇が美しく香る、エルメスのルージュ・エルメスが気分です。
赤いブラウスを着るときは、これにしましょう。



8月の終わりの夏の空気の中に、
秋の匂いのカケラを捜してクンクン(犬のよう:笑)すると、
北原白秋の詩「空に真っ赤な」が想い浮かばれます。


空に真っ赤な雲のいろ。

玻璃に真っ赤な酒の色。

なんでこの身が悲しかろ。

空に真っ赤な雲のいろ。

     北原白秋『邪宗門』より

北京オリンピック!色とスポーツ。

2008-08-12 18:37:33 | Weblog
只今、北京オリンピック真っ盛り。
特に北島選手の活躍は、ホント素晴らしいですね!

水泳といえば、英スピード社の「高速水着」レーザー・レーサーが、ずいぶんと注目されました。
先日あるTV番組で、そのレーザー・レーサーがどのように誕生したかを特集していました。興味深い内容に、ひきつけられ見ていると…発想のヒントはなんとスパゲッティ!!
開発者によると、「ゆでた柔らかいスパゲッティより、ゆでる前の固いスパゲッティの方が、お湯の中での動きが素早い…だったら人間でも同じことがいえるのでは?」と閃いたそうなのです。面白いなぁ。すごい発想力です。

そのスピード社の開発者は、もうすでに4年後のロンドン・オリンピックを目指し、
新しい水着のアイデアをあれこれ考えているそうです。
いろんなアイデアはもちろん、「教えられないよ!」
そりゃそうだ(笑)
「でも、そう…例えば色…かな。色に注目しているよ。」
えっ?色ーーー?!
「色の体に与える影響に、興味があるんだ♪」
へぇ~??じゃあ、もしかしたら、新しいスピード社の水着は、
色彩の力を利用したものになるかもしれないのですね。
面白そう!!楽しみです。

そしてまた、今日見かけたニュースです。
「独ミュンスター大の研究チームは専門誌「Psychological Science」8月号に掲載した論文で、テコンドーの試合では、青を着用した選手より赤を着用した選手に審判が多くポイントを与えがちであることが分かったとしている。」
つまり、「色」が審判の判断力に、影響を与えるのです。

確かに、赤は青より進出して見えるので、そういうこともありそう。



上の色票をご覧いただくと、
ほら、青より赤の方がこちらに向かってきて見えますよね。
車も赤い方が近くにいるように感じます。

って、ことはボクシングなども、審判が判定して勝敗を決める際には、
赤のウエアの方が有利かもしれないですね~。

色の心と体に与える影響は、今、注目を集めていますが、
スポーツにおいてもこれからは、大きな役割を担いそうです。

ドームの燃えるグリーン。

2008-08-06 23:04:31 | Weblog
先日、ナゴヤドームで野球観戦を楽しんできました♪
友人から誘われ、野球好きな息子は嬉しくてハイテンション。
あまり野球に詳しくない私も、
一応ドラゴンズは好きなので、喜んでお誘いに乗りました。

仕事がある平日なので、ちょっと送れてドームに到着。
するとなぜか、山本昌投手が登場する度に、すごく盛り上がるんですね。
「??…なんで?」
実は山本昌投手が、「200勝」に王手をかけている試合だったんですね。
先に申し上げましたように、野球には少々疎いものですから、知りませんでした(^ ^;)
中日対巨人。
この日、ドラゴンスは余裕で勝利!
山本昌投手、見事に200勝達成で史上最年長の記録をうちたて、
ドーム内は大きな歓声にわきました。

いいもんですね、こういうの♪
ドーム全体が、明るくしあわせな空気に包まれています。
インタビューに応える山本選手の目がうるむのが、
モニターに大きく映し出されています。
こちらまで気持ちがうきうき♪良いものを見せていただきました。

さて、「気持ちがうきうき」といえば、
野球の試合が開催されているドームに行くといつも、
その芝生の明るい色に圧倒されます。
人工芝ですから、とっても彩度が高く鮮やかで、気分が高揚します。



ここナゴヤドームはドラゴンズのホームグラウンドなので、
もちろんメインカラーはブルー!!
これも鮮やかな色で、グリーンとの組み合わせは寒色といえども、ド派手!!
この中で、巨人の応援団は対照的なオレンジカラーなので、目立ちますよ~。

この人工芝はどのくらい鮮やかかというと、
息子が食べていたメロン味のかき氷と、視感測色(笑)でほぼ同じでした。
この鮮やかなグリーンが、グラウンドいっぱいに広がっているのだから、
そりゃもう、圧倒されます。目がさめるよう。
このグリーン、普段のドームでは見かけないなと思ったら、



このようにお片づけするそうです。なるほど。

さて、ナゴヤドームのシンボルマークを見つけました。


青色は「躍動」、緑色は「環境との共生」、赤色は「感動と情熱」を表すそうですが、
青色は「ドラコンズカラー」、緑色は「芝生カラー」にしか見えません。
たぶん、デザイナーのもともとの制作意図は、そうだったに違いありませんっ(^ ^)