まだまだ暑いけれども、
吹く風や空の雲に、どこか秋を感じるようになってきました。
街なかのウインドウも紫や茶色などの服が増え、秋色に染まっています。
この頃になると、毎年のように気になる色があります。
それは、赤。
それもガーネットのように、深い赤…。
この色が目につくようになると、
私の中に秋が訪れたことになるのです。
春も、初夏も、爽やかな白や水色、緑色などが心地よくて、
赤色はまるで目にとまることはなく、
私の中に赤は入ってきません。
それが8月のある日、突然一目惚れするかのように、
ふわぁっと、赤は入ってくる。
赤ワインのように熟した芳香を漂わせながら…。
今年のそれは、展示されてあった赤いバッグから始まりました。
そうなると、あちらこちらの深い赤色が、すべて麗しく見えてきます。
もう少したったら、赤いブラウスを着ましょう。
そして、もっと秋が深まり、寒くなってきたら、
お気に入りの赤いセーターの出番です。
あぁ、秋はやっぱりいいなぁ。
こういった時にぴったりの香りは何でしょうか?
樹脂系とフラワー系が調和した香りが似合いそう。
だったらフレグランスは、
没薬(ミルラ)と薔薇が美しく香る、エルメスのルージュ・エルメスが気分です。
赤いブラウスを着るときは、これにしましょう。
8月の終わりの夏の空気の中に、
秋の匂いのカケラを捜してクンクン(犬のよう:笑)すると、
北原白秋の詩「空に真っ赤な」が想い浮かばれます。
空に真っ赤な雲のいろ。
玻璃に真っ赤な酒の色。
なんでこの身が悲しかろ。
空に真っ赤な雲のいろ。
北原白秋『邪宗門』より
吹く風や空の雲に、どこか秋を感じるようになってきました。
街なかのウインドウも紫や茶色などの服が増え、秋色に染まっています。
この頃になると、毎年のように気になる色があります。
それは、赤。
それもガーネットのように、深い赤…。
この色が目につくようになると、
私の中に秋が訪れたことになるのです。
春も、初夏も、爽やかな白や水色、緑色などが心地よくて、
赤色はまるで目にとまることはなく、
私の中に赤は入ってきません。
それが8月のある日、突然一目惚れするかのように、
ふわぁっと、赤は入ってくる。
赤ワインのように熟した芳香を漂わせながら…。
今年のそれは、展示されてあった赤いバッグから始まりました。
そうなると、あちらこちらの深い赤色が、すべて麗しく見えてきます。
もう少したったら、赤いブラウスを着ましょう。
そして、もっと秋が深まり、寒くなってきたら、
お気に入りの赤いセーターの出番です。
あぁ、秋はやっぱりいいなぁ。
こういった時にぴったりの香りは何でしょうか?
樹脂系とフラワー系が調和した香りが似合いそう。
だったらフレグランスは、
没薬(ミルラ)と薔薇が美しく香る、エルメスのルージュ・エルメスが気分です。
赤いブラウスを着るときは、これにしましょう。
8月の終わりの夏の空気の中に、
秋の匂いのカケラを捜してクンクン(犬のよう:笑)すると、
北原白秋の詩「空に真っ赤な」が想い浮かばれます。
空に真っ赤な雲のいろ。
玻璃に真っ赤な酒の色。
なんでこの身が悲しかろ。
空に真っ赤な雲のいろ。
北原白秋『邪宗門』より