色と香りのハルモニア

カラー&アロマ(色と香りと心のトーン別館)

「水のさと」に行ってきました♪

2008-05-31 15:18:31 | Weblog
ちょこっとまた、おでかけ。
先日、近江八幡に行ってきました。
水郷と古き商家のたたずまいが風情あふれるこの地は、
「遊歩百選」にも選ばれています。



琵琶湖八景のひとつに数えられる、安土八幡の水郷。
ここを小舟でめぐる水郷めぐりで、
茂るヨシ(葦)の風景、その中で鳴く水鳥のヨシキリの声、
水面をわたるそよ風を楽しんできました。
静かでのんびりとした、「これぞ日本!」といった素晴らしい自然風景でした。





船で案内してくれたお爺さんは、どうやら90才をこえているらしくて、ビックリ!!
楽しい話に、元気な歌声。そして軽やかな身のこなし!!
いや~、こんな風に年をとりたいもんです(^ ^)



八幡山からの風景。
輝く琵琶湖、広がる田んぼと麦畑。
落ち着きを持ちながらも鮮やかな色彩が、綺麗でした。



近江商人のまち。
タイムスリップしたような、静かで日本情緒たっぷりの街並みです。





八幡掘。
木漏れ日が水面に映り、ゆれます。

日帰りの旅…
短い時間だったけれど、歴史を感じる素敵な旅路でした。
大人数人の中に、私だけ息子連れでしたが、彼も楽しかったようです。
そろそろ「大人旅」も、おつきあいできるようになったのね~(笑)
また、こんな旅をしたいな♪(^ ^)


太宰府の楠の、色と香り。

2008-05-21 22:47:43 | Weblog
九州・福岡で開催された「日本色彩学会 全国大会」に、行ってまいりました。
去年は発表を拝見する側だったのですが、今回はお手伝いとはいえ、発表する側。
展示用のポスターを制作させていただき、とても良い体験をさせてもらいました。



さて~!今回の福岡行きの目標は、もちろん全国大会ですが、
もうひとつの目的は、太宰府天満宮の樹齢1000年の楠の木に会うこと!
そして、環境庁の「香り100選」に選ばれている楠の香りを楽しむ事でした(^ ^)





ふんわり漂うすっきり爽やかな香り…
この香りの主成分はカンファーで、ローズマリーに含まれているものですが、
それよりも柔らかく感じます。
カンファーは頭の回転を良くするといわれていますが、
その効能は、学問の神様を祭る太宰府天満宮にピッタリ~ッ!!

樹齢1000年の楠の木は、2本あると聞き、さがしてみると1本は、
天満宮の右手裏にありました。
大きくて、豊かに広がる枝葉…。本気で癒されます。



抱きつくと、木肌は温かくカサカサとしていて、
なが~く生きているお爺ちゃまみたいでした。
会えて嬉しいなぁ~♪今までどんな日本の歴史を見てきたのでしょう?

天満宮向かって左側にもう1本。
でも柵に囲まれているので、こちらにはさわれませんでした。





見て下さい!なんて爽やかな色のおみくじなんでしょう!
「若楠(わかくす)」色というのだそうです。
楠の若葉の色と見事に調和し、綺麗でした。
ここ太宰府天満宮のおみくじは、季節によって、
白やピンク、水色などに色を変えるのだそうです。素敵♪



菅原道真の御遺骸を乗せた牛車をひいていた、かの有名な牛。
「ここが、いいんだも~ん。ぜったいぜったい動かないもんねっ。」
…って、いかにも言っていそうです。
だから菅原道真はここに祀られ、太宰府天満宮ができました。



ふくろうに見えますが、「鷽(うそ」という鳥です。
「昨日の凶をも嘘にする」という、素晴らしい天満宮の守り鳥です。
ビジュアル的にも、ものすごっく可愛い♪お守りも買っちゃいました。
頭に載っけているのは、鷽餅。これも若楠色です。



天満宮から少し離れ、大宰府跡です。古代遺跡の風格を漂わせています。
都府楼跡の名で親しまれているここは、
古代に九州全体を治める役所「大宰府」が置かれていた跡。
とにかく、だだっ広い~っ!
広~~い敷地に、あちこち残る柱の跡。感動しますね。
風水を考慮し建てられたここは、北の玄武が大野山、東の青竜が御笠川、西の白虎が那ノ津から地峡に沿って走る街道で、朱雀は南に広がる平野に相当するそうです。
そのせいでしょうか?吹く風が気持ち良過ぎて、これがいわゆる「気」ってもんでしょうね。

4時間ほどの、超お急ぎ太宰府巡りでしたが、とても楽しめました。
ここで得られた「気」パワーで、しばらくは頑張れそうです(笑)
福岡に訪れたのは、今回が初めてでしたが、
また是非とも行きたいですね。

初夏の、紫。

2008-05-02 22:15:29 | Weblog
GWですね!
陽射しもキラキラと明るくて、
街でも鮮やかな色の服が、お花畑のように咲いています。
今シーズン、少し前まではとにかく黄色が多かったのですが、
このところ、何か目につくなと思うカラーは、
紫…です。



もちろん、春夏らしいピンク(今年はブライトで華やかですね)や、
これも今シーズンの流行色の、青や緑も目にはいるのですが、
とにかく「おっ?!」と思うのは、紫。
紫といえば、秋に流行るイメージがあって、
春にこれだけのラインナップが揃うのは、少々珍しい気が?

「23区」というブランドなんて驚きましたよ。
私が見たお店は、紫以外の色はないの?…という状態(笑)
百貨店の中でも、ひと際目立っています。

そして本屋に行くと…
何か女性誌の表紙も、紫、紫、紫…!
特に、大人の女性ターゲットの雑誌に紫が目につきます。



エクラは、艶っぽい配色ですね。
少し「和」を感じさせる、まさしく大人の女の紫です。


婦人画報は、先のものより青みがかった紫で、
上品でありながら、とても華やかです。


ミゼスの色は、私の大好きな配色!
紫とターコイズブルーって、なんて素敵な配色なんでしょう♪
初夏の爽やかさにお洒落感が加わって、とても今年らしい雰囲気があります。


ティーンズ・ターゲットの雑誌の方はやはり、可愛いピンク(しかも蛍光色!)がメインなのですが、ちょっとお洒落に気取った雑誌になると、やはり紫が。

やはり、この初夏は紫なのねっ!

JAFCAカラー(インターカラーの傾向を参考にしながら、日本の市場動向を的確に捉えたトレンドカラー情報のこと)によると、2008年春夏の流行色のひとつは、フローラル・パープルだそうです。
花のようなパープル。ピンク系の紫ですね。

この色って、色の中では、いちばん「香り」を感じる気がします。
まさしく花の深く甘い香り。
フローラル・フレグランスの香りと、Floral Purplesな色を身につけて、
2008年の初夏は、ロマンティックなお花畑気分を楽しみましょうか。