色と香りのハルモニア

カラー&アロマ(色と香りと心のトーン別館)

太宰府の楠の、色と香り。

2008-05-21 22:47:43 | Weblog
九州・福岡で開催された「日本色彩学会 全国大会」に、行ってまいりました。
去年は発表を拝見する側だったのですが、今回はお手伝いとはいえ、発表する側。
展示用のポスターを制作させていただき、とても良い体験をさせてもらいました。



さて~!今回の福岡行きの目標は、もちろん全国大会ですが、
もうひとつの目的は、太宰府天満宮の樹齢1000年の楠の木に会うこと!
そして、環境庁の「香り100選」に選ばれている楠の香りを楽しむ事でした(^ ^)





ふんわり漂うすっきり爽やかな香り…
この香りの主成分はカンファーで、ローズマリーに含まれているものですが、
それよりも柔らかく感じます。
カンファーは頭の回転を良くするといわれていますが、
その効能は、学問の神様を祭る太宰府天満宮にピッタリ~ッ!!

樹齢1000年の楠の木は、2本あると聞き、さがしてみると1本は、
天満宮の右手裏にありました。
大きくて、豊かに広がる枝葉…。本気で癒されます。



抱きつくと、木肌は温かくカサカサとしていて、
なが~く生きているお爺ちゃまみたいでした。
会えて嬉しいなぁ~♪今までどんな日本の歴史を見てきたのでしょう?

天満宮向かって左側にもう1本。
でも柵に囲まれているので、こちらにはさわれませんでした。





見て下さい!なんて爽やかな色のおみくじなんでしょう!
「若楠(わかくす)」色というのだそうです。
楠の若葉の色と見事に調和し、綺麗でした。
ここ太宰府天満宮のおみくじは、季節によって、
白やピンク、水色などに色を変えるのだそうです。素敵♪



菅原道真の御遺骸を乗せた牛車をひいていた、かの有名な牛。
「ここが、いいんだも~ん。ぜったいぜったい動かないもんねっ。」
…って、いかにも言っていそうです。
だから菅原道真はここに祀られ、太宰府天満宮ができました。



ふくろうに見えますが、「鷽(うそ」という鳥です。
「昨日の凶をも嘘にする」という、素晴らしい天満宮の守り鳥です。
ビジュアル的にも、ものすごっく可愛い♪お守りも買っちゃいました。
頭に載っけているのは、鷽餅。これも若楠色です。



天満宮から少し離れ、大宰府跡です。古代遺跡の風格を漂わせています。
都府楼跡の名で親しまれているここは、
古代に九州全体を治める役所「大宰府」が置かれていた跡。
とにかく、だだっ広い~っ!
広~~い敷地に、あちこち残る柱の跡。感動しますね。
風水を考慮し建てられたここは、北の玄武が大野山、東の青竜が御笠川、西の白虎が那ノ津から地峡に沿って走る街道で、朱雀は南に広がる平野に相当するそうです。
そのせいでしょうか?吹く風が気持ち良過ぎて、これがいわゆる「気」ってもんでしょうね。

4時間ほどの、超お急ぎ太宰府巡りでしたが、とても楽しめました。
ここで得られた「気」パワーで、しばらくは頑張れそうです(笑)
福岡に訪れたのは、今回が初めてでしたが、
また是非とも行きたいですね。