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<福田元首相>日中首脳会談を要請 7月訪中時、習主席に

2015-01-15 00:49:31 | 日記


(毎日新聞)


 福田康夫元首相が先月27~29日、中国?北京を訪問し、中国の習近平国家主席と会談したことが分かった。福田氏は安倍晋三首相の意向として、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際、日中首脳会談を開くよう要請。今後、日中両政府は会談開催に向け、条件などについて協議する。


 複数の関係者が明らかにした。関係者によると、福田氏は習主席との会談で、「安倍首相は日中関係をよくしようと考えている」と述べ、首脳会談開催への意欲を伝えた。菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で「対話に条件をつけるのではなく、問題があるからこそ、対話を行う必要がある」と強調した。


 福田氏は、中国が主催する国際会議「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」の理事長を務め、中国指導部とパイプがある。今回の訪中に関しても「フォーラム関係」と説明しており、外務省は「全く関与していない」(幹部)としている。


 日中間では2012年9月の沖縄県?尖閣諸島の国有化以降、政府要人の会談が滞ってきた。13年9月にロシアで開催された主要20カ国?地域(G20)首脳会議の際、習主席と安倍首相が非公式に立ち話をしたものの、正式な首脳会談は行われていない。


 安倍首相は先月13日、毎日新聞のインタビューで、APECの際の日中首脳会談実現に意欲を表明。2日にブラジル?サンパウロで行った記者会見でも、両国関係の改善に向けて「お互いに努力を続けていくことも大切だ」と呼びかけた。日中関係は昨年12月の安倍首相の靖国神社参拝で悪化。中国側は尖閣諸島周辺への海洋進出を強め、緊張が高まっている。【高山祐、木下訓明】