やまやのはなみち
花の命は短くて それでも咲かなきゃ女がすたる
幾つになっても 咲かせてみせましょ 山女の花を・・・





飯豊山
いいでさん

日本百名山 no.19
<標高> 2105米
<緯度> 北緯37度51分07秒
<経度> 東経139度42分37秒
<所在地> 新潟・山形・福島

(山行記録作成日:2008年9月20日)

2007年10月5日(金)~7日(日)で、飯豊山を縦走しました。
1年前の話であり、忘れてる部分も多いので、アルバム的なものでやんす(汗)

【日程】
2007年10月5日(金)~7日(日)
【メンバー】
¥之助、わたし
【行程】
--- 1日目(移動) ---
大宮駅(15:34) +++++ 山都駅(19:00) ----- 川入キャンプ場(テント泊)
+++(JR)  --- (タクシー)
--- 2日目 晴れ 時々曇---
川入(5:20)→ 御沢小屋跡(5:35)→ 横峰小屋跡(7:20)→ 地蔵山分岐(8:00)→
三国岳(8:50)→ 切合小屋(10:00)→ 本山小屋(11:35)→ 飯豊本山(12:05/12:20)→
御西小屋(13:15/13:55)→ 大日岳(14:45/15:00)→ 御西小屋(15:50/泊)
(行動時間: 10時間30分)


飯豊縦走といえば、福島から山形への縦走が一般的であるけれど、
色々調べていくうちに、新潟へつづく縦走路があることを知る。
今回は電車を利用することにしたので、時刻表を調べてみると、
埼玉に住むわたしたちにとってはこちらの方が都合がよかったし、
そっちの縦走路へ行けば、行ってみたいと思っていた「杁差岳」に立ち寄ることができる。

ということで、体育の日の3連休に午後半休をつけて3.5連休とし、
前日に登山口である川入キャンプ場まで入り、2泊3日の行程で
新潟・奥胎内へと縦走することにした。

大宮駅から郡山駅まで新幹線で、その先はJR磐越西線を乗り継いで、
JR山都駅へ向かう。JR山都駅からは、予約していたタクシーで川入キャンプ場へ。
真っ暗闇の中でテントを張ることを覚悟していたが、幸いなことに、
炊事場でランタンを灯し宴会している人たちがいたのと、月明かりのおかげで、
難なくテントを張ることができ、就寝できた。

3時半に起床。テントの外に顔を出してみると、空には星が輝いている。
放射冷却のせい?、結構冷え込んだらしく、テントが結露していた。

本日の行程は、川入から本山小屋、あわよくば御西小屋まで、と考え、
薄暗いうちに歩きはじめる。前泊できたおかげで、いつものように、
深夜運転による寝不足がなく、2人とも順調に先へと進むことができた。



ブナ林を登っていく
「長坂」と名づけられているだけあって、地蔵山への分岐まで登ること2時間半。
「下十五里」「中十五里」「上十五里」という道標が励みとなる。
道標の写真はコチラ



横峰小屋跡付近から、飯豊の稜線が木々の間から見えはじめる。
あのピークは三国岳(もしくは疣岩山?)あたりだろうか。

地蔵山への分岐の少し手前に、「峰秀水」と水場がある。
水量はそんなに多くなかったけれど(こんな感じ)、とても美味しい水だった。



地蔵山への分岐を左手へ。「三国岳」につづく稜線を歩く。
この辺りから少しずつ山が色づきはじめる。



「三国岳」の手前、「剣ヶ峰」付近の岩稜
何箇所かクサリがついていた



川入キャンプ場から約3時間半、「三国小屋」に到着。



小屋の裏手にまわると、これから歩いていく稜線が見渡せた。
飯豊本山のピークがちょこっと見えている。



その左手には「大日岳」の長い山容が。
山の色づき具合に、心はさらに踊る。

ここから、「極上の稜線歩き」がはじまる。



だって、七森の手前のクサリ場の先には、この景色ですよ。



赤と黄と緑のコントラスト!



笹の原と紅葉のパッチワーク模様のよう



紅葉にうまる「切合小屋」
あまりにも素晴らしすぎる景色に言葉を失う。



歩いてきた稜線にも



これから歩く稜線にも
ずっと胸がドキドキドキしっぱなしだった。

じつは、今回の飯豊縦走、最初のプランでは
「車でアプローチして大尾根からのぐるりっぷ」
を考えていたのだけど(マイカー族にはねぇ)、その話をした友人に
「三国岳から本山の間をカットしちゃうんかぁ~?!」と言われ、
何か気になってしまい、今回このルートをとることにしたのだった。
うん。歩いてほんとよかったよ、○○○さん!



ひっそりとお地蔵さん 信仰登山の面影がみれる



「後秘所」付近の岩稜
飯豊山って、意外に岩と砂礫が多かったりする。



御西岳へとつづく稜線が間近に見えてくると、本山小屋もすぐそこだ。



12時ちょっとすぎに、「本山小屋」に到着。
あわよくば・・と思っていた「御西小屋」まで進むことにする。



「本山小屋」で少し休憩してから、山頂へ向かう。
だいぶ雲があがってきたようだ。



本山から北へ伸びる「大尾根」
気持ちのよさそうな尾根。大尾根も歩いてみたかったな。また今度!



飯豊本山山頂(2105M)にて
ちょうどガスガスになっているときに登頂・・・(汗)
少しの間、ガスがとれるのを待ってみたが、すっきりしそうもないので先に進む。



「大尾根」の西側は笹の原と紅葉のパッチワーク
東側から眺めるのとはまた雰囲気がちがう。



本山から御西岳への稜線も広々としていて、これまた美しい。



草紅葉の向こうにぽっかり「大日岳」が浮ぶ。



13時すぎに「御西小屋」に到着。
のんびり景色を楽しみながら歩いてきたわりには、はやく到着できた。

「御西小屋」の管理人さんはすでに下山しており、無人だった。
(つまりは、缶ビールの購入はできなかったということ・・・)
わたしたちが到着したころは、まだ小屋はガラガラだったし、
「飯豊連峰は原則テント禁止」という話を聞いていたので、
小屋に泊まることにし、2Fの奥の方に陣取る。

昼食をとりながら、同じく小屋の泊まる予定の人たちと話をしていたら、
大日岳までの往復は、地図には往復3時間40分と書いてあるけれど、
2時間くらいしかかからないよ~と言う。
晩ごはんまでまだヒマだし、あわよくば登頂できちゃったら、
翌日の行程が楽になるしな~ということで、山頂まで行ってみることにした。



大日岳へつづく尾根は、北側がきれいに紅葉していた。
これまた紅葉と笹の原のすばらしいパッチワークなのだけど、
山頂は残念ながら雲の中・・・(涙)

ただ雲は風で流れていたので、登頂するころには晴れてくれないかねぇ、
なんていいながら、山頂に向かったわけなのだけど、
予想以上にあっさりと山頂に到着してしまい・・・



大日岳山頂(2128) 飯豊連峰の最高峰
ガスガスでやんす・・・



山頂でしばらく雲がとれるのを待っていたのだけど、雲がとれるのは真上だけ・・・(汗)

あきらめて小屋に戻り、水場に水を汲みに行く。したら・・・



雲、とれる。。。まっ、人生そんなもんさ (´・ω・`)y-~~~



明日歩く北股岳方面の山並みも、さっきまで雲がかかっていたのに
夕方にはきれいに見えていた。

翌日の好天気を願いつつ18時すぎには就寝。

と安らかに(?)眠る予定だったのだけど、17時すぎたあたりから、
小屋はどんどん込み合っていき、最後にやってきた人は19時近かったと記憶している。
「お願いだから、つめてください!」という声に何度も起こされ、
何人かの人は「テントを持ってきてるから場所をゆずります」と言って、
小屋を出ていったので、「うちもそうしようか?」と¥さんに問いかけてみたが、
耳栓をして熟睡に入ってしまったらしくびくとも動かなかったので、
仕方なくそのままでいることにした。。


『飯豊山』 百名山95座目 (2)につづく


【MEMO】
■川入キャンプ場■

この時期は管理人さんが不在なので無料。
テント場は整地されており、炊事場、水洗トイレと設備が整っている。
山都駅からタクシーで30分位で、料金は6000円位だったかな?(忘れた・・・)

■御西小屋■

飯豊の稜線を見渡せる展望のよい場所にある、2Fのきれいな小屋。
水場はこんな感じのところを小屋から少し下ったところにある。
水量はこんな感じだった。トイレは小屋の外にある。

■餌■
 
晩ごはん・・・カレーライスとサラダ(きゅうりとプチトマト) 左まっくろ写真
朝ごはん(2日間とも)・・・ベーグル(ハムとスライスチーズ) 右写真
おちゃけ・・・500mlの水筒に赤ワインを半分くらい
山でベーグルサンドはちょっとパサパサしちゃうかも。。。



コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (まきくま)
2008-09-22 13:03:54
うーん、かすかな記憶がよみがえってきたぞー。
「御秘所」ってなんだ? って話で、2泊3日の縦走中、ずーーっと盛り上がっていた、おバカ隊であった。。。
そんなことはどうでもいいんだった。
いい景色ですねー。ほんとに、ほんとにいいとこなんだねー。(ほとんど景色の記憶なし)
わたしも、秋にいってみよっかなあ。
 
 
 
昨日は1日中どうも~でした♪ (まゆ太)
2008-09-24 22:16:09
>まきさん
>「御秘所」ってなんだ?
わたしもなんだ?って思いました。ねこさんあたりご存知ないかなぁ。
たしか、まきさんは石転び沢経験者でしたよね?
お花の時期も素敵なんだろうなぁ。。。
わたしもまた行きたいっす(遠いけど・・・)
 
 
 
「御秘所」って? (アランチャ)
2008-09-25 00:50:33
まゆ太さん、こんばんは。
「御秘所」私も気になってたもんで、「御秘所 飯豊」でぐぐってみたら、URLの記事見つけました。どうやら山岳信仰がらみの所みたいです。

かいねこさんは、ぐぐらなくても、全然別の情報源を知ってそうやなぁ。
 
 
 
さすがはアランチャさん! (まゆ太)
2008-09-27 06:34:08
>アランチャさん
リンク先、見ましたー。
「御秘所を無事通過できるものは品行方正であり、不行跡のある者はは神隠しに会うとか、天狗にさらわれるなどの俗信があった。」
ってことは、わたしは品行方正?!(なのか?)
そういえば、この辺りは謎めいた地名がたくさんありましたよ。まさにアランチャさん好みかと(笑)
>かいねこさんは、ぐぐらなくても、全然別の情報源を知ってそうやなぁ。
せめて、レポ、読んでくれればねぇ。。(ブツブツ)
 
 
 
ww (うっちぃ)
2008-10-10 01:29:43
偶然まゆ太さんのブログに飛んできましたw

お久しぶりです( ^∀^)

今週末飯豊に行こうと思ってます!参考にさせていただきますねw
 
 
 
おひさ~ (まゆ太)
2008-10-10 20:37:21
>うっちいさん
お久しぶりですね~。お元気にしてましたか?
今週末は飯豊ですか?!うわ~、紅葉きれいなんだろうなぁ。どんなコース歩くのかな?気をつけていってきてくださーい。
 
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