セツブンソウと行道山

今日は、午後から天気がみるみる回復して、すっかり春の陽気でしたねぇ。
近所では、梅の木が花を咲かせておりました。

さて、この週末は早春に咲くお花・セツブンソウをもとめて、栃木の方に出かけてきました。
星野と柿平という所にあるセツブンソウ自生地です。



まだ冬枯れな感じの林の中、足元に目をこらしてみると



咲いてました！



落ち葉の間からひっそりと・・・



セツブンソウ（節分草）
花弁に見えるのはガクで、雄しべのように黄色く見えるのが花弁だそうです。



セツブンソウ、清楚で美しいお花ですね。

早春から春のごく短い生育期間をもつ林床性の多年草を総称して「スプリング・エフェメラル」と呼ぶそうで、
直訳すると「春のはかないものたち」というような意味になるそうです。

セツブンソウも「スプリング・エフェメラル」のひとつ。
一年の大半、地中に眠っていた花とのはかない出会い・・・と思うと、胸がきゅんとなりました。


セツブンソウ観賞のあとは、足利の行道山へ。



明るい落葉樹の森を陽だまりハイキング♪

織姫神社から行道山をめぐるコースは関東ふれあいの道として整備されているそうで、
桜・ツツジの咲く頃や紅葉の時期もおすすめだそうです。
今回は時間もなかったし、その一部をちょこっと歩いただけでしたが。
浄因寺からさらに名草巨石群へとつづいているそうで、こちらはマニアックそうな。



剣ヶ峰(大岩山)山頂近くにて

低山ながら展望のよい山なのですが、この日は霞んでいて遠望はあまりききませんでした。
上州・日光の山がぼんやりとみえるくらいだったかな。
霞んだ景色もこれまた春の気配ですね。

この冬は寒さが厳しかったせいか、春の訪れがよけいに柔らかく優しく感じます。