寿命は決まっている・・?

2024-07-15 13:38:55 | 日記

つい最近のこと。

 

幼い頃に

近所で遊んだ三歳年下の男の子Mくん、

今では当然 おじさんなんだけど。

朝 普通に仕事に出かけ

二時間後には亡くなっていました。

家族はもちろんのこと

Mくん自身でさえ

思いも寄らないことだったでしょう。

訃報を聞いて驚きとともに

もう驚く歳でもないか、

という気持ちでもありました。

春にもよく一緒につるんで遊んだ

同級生が亡くなったし。

 

長らく医院で受付と医療事務をしました。

産婦人科・内科だったので、

人が「生まれてくる」のと

「死んでいく」こと

両方をみることができました。

40年近くの年月の中で、

『人には寿命が決まっているんだな・・・』

その人その人がそれぞれ

『もっている、決まっている』

という感じがして仕方がありません。

 

 

赤ちゃんが

生まれてくるとき、

妊婦さんがどんなに注意をして

どんなに安静を保っていても

どうしても流産してしまうことがある。

死産ということもある。

 

片や、

仕事を続けなければ生活できないからと、

先生の「安静を!」という指示も無視して、

陣痛が起こってくるまで、

立ち仕事を続けて

出血をずっとしっぱなし。

でも、元気な赤ちゃんが生まれてきた。

 

 

ガンが見つかって、

余命三ヶ月と言われ、

その後10年近く元気に過ごせた女性がいる。

また別の人は、

大腸がん、肺がん、肝臓がん、摘出手術。

内臓はあるの?って感じ

でも、元気に家業のお米屋さんを営んでいる。

 

いつも自家菜園で作った野菜を

医院まで持ってきてくれた患者さん。

毎年人間ドックをかかさず、

ちょっとの不調があれば

すぐ検査に走り、

フットワーク軽く

健康管理ができていたおじさん。

検査と検査の間

わずか半年の間に進行性の胃がん。

秋に見つかって

自分が借りていた畑の後始末をきっちりやり終えて、

12月29日に亡くなった。

 

 

医療がどんどん進歩して

『ガン』もそんなに怖い病気ではなくなって、

平均寿命はのびました。

でも、

いつ生まれていつ死ぬか?

それはわかりません。

 

ひすいこたろう著

「あした死ぬかもよ?」

という本を数年前に読みました。

明日死ぬかもしれなかったら

何をする?

本を読んだときも思ったんだけど

 

私はたぶん

何もせず

昨日までと同じ今日を過ごす

だろうな・・・

なんか

あらためて

面白みのない 夢のない人間

やな・・と。

でも いいわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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