心にみうらじゅんを飼いたい

40代・婚姻歴なし・47万人が住む地方都市在住で転職大好きなヒトが人生を全うした記録。みうらじゅん賞狙ってます。

どうするiDeCoと年金(無職のための覚え書き)

2024-05-21 16:43:44 | 日記
老後のお金問題に煽られ、節税も兼ねて数年前からiDeCo(個人型確定拠出年金)を開始。

その際、掛け金は給料から天引きされるようにした。
だって、その方が楽そうに見えたんだもーん。
書類を取り寄せ、それを経理担当に提出して手続きを依頼、とちょっとめんどくさかったけどお金のためだと思い、やった。

さて、そんな感じでA社在職中にiDeCoを始めたのだけど、給料が安くて拘束時間が長い会社だったのでB社に転職。
B社はナントカホールディングスの中の一企業であり、憧れの企業型DC(確定拠出型年金)に希望者は加入することができた。
制度があればそりゃ加入するよね。会社からの補助もある訳で。

iDeCoは企業型DCに加入していても続けられるのだけど、B社も給料がめちゃくちゃ高い訳でもなく、実際あるかどうか分からない老後のために現在の生活や楽しみを犠牲にしすぎてはいけない!と思い、iDeCoは脱退の手続きを行うことにした。


ところが。

人生の3つの坂。
上り坂、下り坂、そして、「まさか」。
来ましたね、「まさか」が。


憧れの企業型DCを提供してくれるB社は数ヶ月で辞めることになり、4月から無職。
まったく、何やってんだか。

さて、無職ライフに突入するにあたり、国民健康保険は加入手続きを即行った。だって人生いつ何が起こるか分かんないもんね。
年齢も年齢やし。もう初老よ、初老。


悩んだのが、国民年金の手続き。
実際、無職のみなさんどうしてんのかな?
多分、求職中の人は手続きしてないんじゃないのかなと推測するけど、
年金の未払い期間中に、万が一、事故や病気で身体に障害が発生した場合、無年金になってしまうのがいちばん避けたい状況・・・


そして国民年金と密接な関係にあるのがiDeCo。

今現在、厚生年金加入者ではない私は、本来、国民年金の加入手続きをしなくてはならない。
これまでは 厚生年金加入者=国民年金の第2号被保険者 だったけど、無所属なので第1号被保険者になった。ただ、該当する年金制度が自動的に移行するわけじゃないんよね。


iDeCoのサイトのQAを見ていたら、
  • 就職・退職・結婚等で年金の被保険者種別が変わる場合、iDeCoを取り扱う金融機関で変更手続きをしなくてはならない
とあり、さらに
  • ご資産の移管
も、同様の手続きをしなくてはならないことが分かった。
「ご資産の移管」というのは、企業型DCの移管のこと。
退職してから6か月以内に移管手続きしないとさらにめんどくさい事態になってしまうので絶対に避けたい!!


しかしながら、いつ再就職できるか、こればっかりは私自身でどうすることもできない問題であり、iDeCoのことも気になったので、急遽マイナポータルから国民年金の加入手続きを行った。時間かかるみたいやから、年金加入と再就職とどっちが早いかな~😗 


iDeCoは会社の天引きはしなくてよかったかもね。
特に私のように転職大好き転職ラバーズの皆さんはやめておけ。

合掌。


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タイミーさんありがとう

2024-05-17 23:56:40 | 日記
3月末で次の職場を決めずにうっかり退職した。

趣味は転職、 という程度には転社歴があるのだけど、これまでは在職中からこっそり転職活動を始めて新しい仕事が決まったら辞めることを繰り返していた。

そして今年3月。
上司との折り合いが悪く退職。
働いて笑おう、とかいう会社だったけど全然笑えなかったね。あは。


4月から求職活動中という名のロングバケーションに突入。
最初の頃は本当に♪V・A・C・A・TION~と歌いたくなるくらいに久々の自由時間を満喫。
家での読書に図書館通い、知り合いと飲みに行ったり、ブルーインパルスの展示飛行を見に行ったりと楽しんだ。


もちろんバケーション中も再就職活動は実行。
誰も養ってくれる人おらんし。
自分の食い扶持は自分で稼がねばならぬ。

3月末に求人に応募した会社は、書類選考に1週間、一次面接の結果が出るまでに1週間、二次面接の結果が出るまでに1週間…と結局、落とされるまでに約1か月。
45歳は社会人生活の後先短いんやから1か月も引っ張るなよ。
最初に書類で落とされる方がよかったね。


結果を出せないまま5月。
終わりの見えないまま貯金を少しずつ切り崩すロングバケーションは心も削っていく。
さすがに自由時間も飽きてきた。友だちにも会いたくない。


そこでタイミーをやることにした。
近くのスーパーの総菜コーナーで2時間だけの手伝いに手を挙げる。

久しぶりの労働、そしてこれまでやったことない仕事なのでドキドキわくわくしながら行くと、持ち場にはベテランのスタッフが一人。その方がてきぱきと指示をしてくれる。

私の仕事は唐揚げづくりとパック詰め、シール貼り、商品出し、洗い物等。そのスタッフさん、分からないことは質問すれば教えてくれるけど、基本、一度言ったことは何度も言わないスタンスらしい。私がうっかり間違ってやってしまっていたことでも(例:パック詰めの時、いくつか種類のある手袋の使い方を間違えて覚えていた)隣で作業している時、間違ってることに気づいているのだろうが何も言わない。そして怒らない。

スーパーでは入れ代わり立ち代わり若いタイミーさんたちが来ているようだったが、シルバー人材センターからもシニアたちが派遣されて来ているという話は意外だった。
スタッフさんが怒らないのは怒ってもしょうがないと思っているのか、いろんな人が日雇いで来る場で人を育てる必要もないから諦めているのか。


仕事の終わりの時間が近くなった時、店内放送で中島みゆきの「時代」が流れる。

今はこんなに悲しくて
涙も枯れ果ててて
もう二度と笑顔にはなれそうもないけど
そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ

沁みる。
事実、渦中にいるときは気づけないけど、過ぎ去ってみると笑って話せることってあるよね。


就職氷河期に社会人になり、20代の頃、無業者だった時期があった。
人生初の「どこにも所属していない状態」が苦しかった。
その後心機一転、国家資格を取り、20代半ばから今まで切れ目なく働いた。

今の日々は何なのだろう。
これまで体験したことない日々だ。
これはこれでレア体験(財布も心も削られるけど😅 )。


今日のタイミーは、この仕事が私にもできることが分かったし、
シルバー世代になってもここで働けるんだ、と分かっただけでも得難い体験だった。

SNSで「スキマバイトとか言っててもタイミーは日雇い」という事実を突きつけられ、ワードチョイスの妙を知ってしまってからちょっと引いていたのだけど、今日仕事に入ってみてそれはそれでいいものだと感じた。

働くことでしか得られない養分がある。
賛否両論あるとしても、タイミーがある世の中はいいもんだ。
仕組みを作ってくれた人ありがとう。



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