緑の中の癒しのふるさと デイサービス松の家Blog

埼玉県北本市の高齢者通所介護施設
デイサービス松の家の楽しい1日を追ったブログです。

増える高齢者の骨折…晩年を健康に過ごすためには

2012年09月26日 | 健康

高齢者と骨折は、問題になりやすいことであります。

松の家としても、体力向上は課題となっております。

当施設としては、日常生活動作を通じ機能訓練を行なうことで、機能維持向上を図っております。

一人ではできないことも、デイサービスに来て仲間といることにより、頑張ることができる。

ちょっとしたことでも、実は大切だった・・・・・

そういうことは少ないようで、とても多いです。

また、他の分野でも、高齢者の体力向上に関し、様々な取り組みが行なわれております。

 

~産経新聞より記事抜粋です~

高齢者人口の増加などで、足の付け根付近(大腿(だいたい)骨近位部)を骨折する割合が、ここ15年間で2倍に上昇している。足の付け根を骨折すると歩けない期間が長いことから、治療中に筋力が低下し、要介護になりやすい。晩年を健康に過ごすために、骨折予防の重要性が改めて注目されている。

 ◆体を動かす
 厚生労働省の平成22年国民生活基礎調査によると、要支援・要介護状態となる10人のうち1人は「骨折・転倒」が原因だ。
 特に、大腿骨近位部骨折は日常生活に大きな影響を及ぼす。日本整形外科学会によると、平成4年に1千人当たり76・6人だった大腿骨骨折の発生数は、平成19年には148・1人と倍増し、その後も増えている。
 また、同学会が今月5、6の両日、40代以上の男女3千人にアンケートしたところ、65歳以上になってから足の付け根付近などを骨折した高齢者(家族を含む)のうち、21・4%が治療後も歩けないままの状態だった。
 帝京大学医学部整形外科学講座の松下隆主任教授は「安静にしていると高齢者は筋力がすぐに低下して歩けなくなる。骨折前以上に運動をし、寝たきりにさせないことが大事」と警鐘を鳴らす。

 ◆体操で元気よく
 高齢者の骨折を防ぐにはどうしたらいいのか。加齢によって骨の強度や密度、筋力が低下し関節が硬くなると、わずかな段差などでもバランスを崩し、転倒しやすくなる。予防には、骨粗鬆(こつそしょう)症の治療のため、自宅近くの整形外科診療所を受診する▽自治体や病院、介護保険の地域包括支援センターなどが主催するリハビリや運動教室に通い、運動器(骨や関節、筋肉など、人間の体を動かす器官)を鍛える-などの方法がある。
 また、同学会では運動器の障害のために要介護になりやすい状態を「ロコモティブシンドローム」と名付け、同症状を予防する「ロコモーショントレーニング」を推奨する。
 東京都目黒区の三宿病院は毎月1回、ロコモ体操教室を近くのスポーツクラブ「クリスタルスポーツクラブ世田谷」で開催。費用はスタジオ使用料(500円)のみ。中高年スポーツ外来を担当する整形外科専門医、渡会(わたらい)公治・帝京平成大学教授がボランティアで指導する。
 目黒区の主婦、馬場智恵子さん(74)は、足に痛みが出て歩けなかった。腰の脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症と診断され、痛み止めや血流促進の投薬などを受け、ロコモ体操を始めたところ、改善。「今では1時間でも動けます。リズムをつけて歩くと、歩きやすい」と笑顔で話す。
 渡会教授は「ストレッチやスクワット、背骨ほぐしの運動を行い、毎日の生活習慣にするといい。運動器を正しく使うことで骨折を予防し、痛みを感じることなく過ごすことができる」と話している。

 ■不健康な期間、女性は12・77年
 厚労省の平成22年の調査によると、介護を受けたり、寝たきりになったりせず、制限なく健康な日常生活を送ることができる「健康寿命」は、男性70.42歳、女性73.62歳。同年の平均寿命は、男性79.64歳、女性86.39歳と推計していることから、逆に「不健康な期間」は男性9.22年、女性12.77年ともいえる。超少子高齢化社会の到来を前に、医療・介護費用を抑えるため、健康寿命を延ばす政策が急務となっている。


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