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まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

コロナ禍での地域福祉活動

2020-09-09 21:08:18 | 地域福祉
地域福祉関係の会議に参加しました。
コロナ禍での地域福祉活動の難しさを改めて感じています。

地域福祉は、人と人とのつながりを作る活動です。
地域社会の人間関係が希薄になってきたということで、改めて結びつきを強めようという活動が取り組まれてきました。
当地でも地区社協を中心に、世代間交流をはかるための稲作の取り組み、介護予防を地域のボランティアにより取り組んできたミニデイサービス、子育てを交流しようという子育てサロンなど、人と人のつながりを作り新たな地域社会の人間関係を作っていく活動です。

これが今、感染予防ということですべて中止となっています。
毎年、民生委員が行っていた高齢者実態調査という取り組みがありますが、これも今年度は中止となりました。
学区の自治会連合会が主催している敬老祝賀会も、関係者に記念品を配布するだけの取り組みになりました。

ミニデイサービスと子育てサロンは、9月から感染予防を徹底して再開してもよいとの方針が示されましたが、多くの所で心配との声があり、再開が先送りされています。
ボランティアが運営するこれらの事業は、ボランティアの善意だけで取り組まれてきて、その事業の中で感染が拡大した時の責任問題などを考えると再開に二の足を踏む気持ちもよくわかります。

ボランティアに支えられる地域福祉活動のもろさが示されているのではないかと考えます。
一方、少人数で対応する「ちょっとした困りごと支援事業」という活動は継続しています。
ゴミ出し、高いところのものを下ろす、庭の草取り、買い物代行など、今までできていたことがけがなどでできなくなった時、ボランティアが支援する取り組みです。
少人数、短時間でできるこのような活動は、お互いに負担にならないことから、コロナ禍でもつながりを作りながら実施できています。

今までの実績にとらわれることなく、ちょっとしたつながりを大切にしていく地域社会の取り組みを、これからは追求していく必要があるのではと考えています。


広報紙作りも困難が

2020-07-19 20:40:46 | 地域福祉
地区社協の広報紙の原稿ができ上がりました。

今回の広報紙作りは、新型コロナウイルスのため困難が伴いました。
本体の地区社協活動が、3月以降ほとんど取り組まれていません。
6月になって会議等に使用する会場は使えるようになりましたが、記事にすべき活動紹介のネタがありません。
年度が変わり、編集会議に参加するメンバーも一部変わりましたが集まりを持つのが遅れました。

そんなこんなで従来の内容にこだわることなく、今できることを記事にまとめて作成しました。
昨年度の広報紙の記事から流用して昨年度の実績報告風に作ったページ、地域包括支援センターに依頼して作成したページなど、従来とはだいぶ違う紙面づくりができました。
地域社会のつながりを大切にする広報紙は、その時々の社会状況に応じて必要な情報を提供することが大切です。
たとえば、地域包括に依頼したページの一部はこんな具合です。



高齢者の中には自粛生活で日常の活動量が減り、そのことが体力低下を招くという心配があります。
そこに警鐘を鳴らすのも大切です。
編集メンバーからは、それはみんな知っていることだから改めて書かなくてもよいのではという意見も出ました。
知っていても、活動量が減っている人たちはいますから、繰り返し様々な媒体を使って知らせることが大切です。

新型コロナウイルスが収束するまで、地域の人たちのつながりを深め、健康保持を応援する広報活動を続けていくことが大切と取り組みを進めています。


地域の活力低下の危機

2020-06-26 20:38:14 | 地域福祉
定点観測地の空は黒雲で覆われ不穏な雰囲気。
この直後に一気に豪雨となりました。

新型コロナウイルスは、社会の様々な分野にダメージを与えています。
地域社会における支え合いの活動もその一つ。
感染予防ということで、様々な支え合いの活動が停止あるいは縮小しています。

介護予防の分野で、地域の支え合いは大きな力を発揮してきました。
当地ではS型デイサービス(ミニデイサービス)という活動が、小学校区に数か所の集まりとしてボランティアによって運営されてきました。
しかし、この活動も感染予防ということで2月から停止し、9月再開の方向で調整されています。

この活動の利用者は、高齢者で様々な基礎疾患をかかえた方々ですから慎重な対応が求められるのは当然です。
一方で、この集まりに参加することで他者との交流ができ、定期的に体を動かすことができていた状況が途絶えることで新たなリスクが生じる可能性があります。
また、利用者の介護予防面でのリスクとともに、ボランティアのモチベーション維持という側面でのリスクもあります。

この間、地区社協の役員会などを何回か行っていますが、地域の行事(夏まつり等)が中止されることで、構成員自身の中に例年取り組んできた準備の大変さなどから解放されて、一種の安堵感が漂っている雰囲気も感じられます。
感染予防しながら人々のつながりを維持しようという困難を回避し、コロナだから仕方ないという方向に流れる傾向に危機を感じます。

地域社会の支え合いは、人と人とのつながりをどのように作っていくかというもの。
他者との接触機会を少なくしようという感染症予防とは相反する面があります。
今、地域社会のつながりを生み出してきた活力の低下を感じています。
コロナの中での地域社会の支え合いについて、何ができるのか、地域の中で考えていく必要性を強く感じています。

ジャカランダが、きれいな花を咲かせています。
こちらは白い雲の空ですが、向きを変えれば青空に紫の花が映えます。





子どもたちと一緒に稲刈り

2019-11-09 17:35:51 | 地域福祉
地区社協で行っている稲作。子どもたちと一緒に収穫しました。
栽培している稲はもち米で、普通の稲よりも収穫時期が遅い品種です。
毎年、立冬前後に稲刈りを行っています。
台風19号で水没しましたが、水が早く引いたのと穂があまり大きく倒れなかったことで例年通りの収穫を迎えることができました。



参加者は、子どもたち10人余を含めて地区社協の担当者など40人ほどでした。
参加者がそろったところで、役員から作業の段取りを説明。



説明を聞いて、それぞれ刈り取り作業に入りました。
子どもたちも大人から教えてもらいながら刈り取りに挑戦。
作業は、刈る人、刈り取った稲を運ぶ人、稲を結束する人など役割を分担して、皆で行います。



こんな小さな子も運搬のお手伝い。



地域のみなさんが力を合わせ、2時間ほどで全部を刈り取ることができました。
刈り取った稲は2週間ほど乾燥させて、脱穀作業を行います。
脱穀は、昔ながらの足踏み脱穀機などを使って作業を体験する予定です。


子どもたちからのお礼の寄せ書き

2019-11-07 20:50:26 | 地域福祉
昨日の感謝の集いで渡されたお礼の寄せ書きを、S型デイサービスの会場に展示しました。
地区社協で実施している5か所の開催日に順次展示することにしました。

寄せ書きには、一緒にやれて良かった、ゲームは楽しかったですか、ボランティアの活動を教えてくれてありがとう、などと一人一人が感じたことを書いてあります。
今日開催された会場では、利用者のみなさんがうれしそうに読んでいました。

このような形で交流の成果が示されるのは、子どもたちにとっても、交流した利用者のみなさんにとっても心に残り、いいですね。
指導された先生方にも感謝です。

寄せ書きの雰囲気を写真から読み取ってください。
書いてある内容までは読み取れないかもしれませんがご容赦を。




最低気温が10度を下回るようになり、遊水地も急に紅葉が進んできました。